どんな視点で選べばいいの?
タオルソムリエから教わる、タオル選びの秘訣
『天然生活』編集部が訪れたのは、日本一のタオルの産地、愛媛県今治市に本社をおく老舗タオルメーカー「IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)」の東京ストアです。
「IKEUCHI ORGANIC」は、“最大限の安全と最小限の環境負荷”を理念に、オーガニックコットンを使った今治タオルの製造を行う会社。
機能性にすぐれシンプルで上質、人にも環境にもやさしいタオルには、リピーターが絶えません。東京・京都・今治と3カ所あるショールームでは、今治タオル工業組合認定のタオルソムリエ資格をもつ東京ストア店長が、用途やお悩みに合わせたタオルを案内してくれます。

南青山・骨董通り沿いにあるIKEUCHI ORGANIC東京ストア。豊富なラインアップで、自分好みの一枚に出合えます

教えてくれた人:
「IKEUCHI ORGANIC」東京ストア店長 福山雅さん
“漢方アドバイザー、アロマセラピストの資格も持つタオルソムリエ”
「タオルを通じて、お客さまの“気持ちいい”を一緒にお探しします。ぜひお気軽にお越しください」
笠原 私も含め編集部には、自分に合うタオルがわからないという人が多くて。本日はタオル選びの極意を教えてください。タオルを贈る機会も多いので、おすすめギフトも教えていただけたら。
福山 お好みや生活スタイルに合ったもの、長く使えるものなら、愛着がもてますよ。まずは、選び方のポイントをお教えします。

自分に合った「タオルの選び方」4つのポイント
Point1 用途にあった、性能・サイズ選び
「たとえば、『収納が少ない』『洗濯物を干すスペースが狭い』とお悩みなら、薄手でコンパクトなバスタオルやフェイスタオルを使うといいでしょう。
IKEUCHI ORGANICでは、『シャワータオル』といって、幅はフェイスタオルと同じで、長さはフェイスタオルの1.5倍という小さめのバスタオルをご用意しています(メーカーよっては、同じような幅の狭いミニバスタオルを、スリムバスタオルと呼ぶことも)」

①が⼤判バスタオル(72×135~150cm)、②がコンパクトバスタオル(55~60×120cm)、③がシャワータオル(35×120㎝)、④がフェイスタオル(35×80㎝)
「かさばらず、洗濯や乾燥も手軽。それでいて、バスタオルのように1枚で体を拭けて便利ですよ。
『バスタイムの後は、タオル1枚で体も長い髪もしっかり拭きたい』という方は、大判のバスタオルなら、全身と髪全体を拭いてもまだ余裕があり、快適にお使いいただけます」
Point2 肌触りは、自分の感覚を大切に
「『気持ちのいいタオルってどんなタオルですか?』とよく聞かれますが、何を気持ちいいと感じるかは、子どもの頃から使っているタオルの感触に左右されることが多いんです。というのも、手の触感は、思い出や記憶と結びついていて。たとえば、小さい頃から薄手タオルを使っていると、薄手タイプを心地よく感じるようです」

「しっとりなめらか、軽くてふんわりなど、触り比べるとどれも個性があって楽しい!」
「“ボリュームのあるしっかりした風合いが安心”“柔らかくふわふわなものが気持ちいい”など、好みは人それぞれ。実際に触れて、ご自身の感覚で選んでみてください」

IKEUCHI ORGANIC 東京ストア
TEL:03-6427-7870
営業時間:11:30~19:00
定休日:火曜日、年末年始
東京都港区南青山6-2-13 2F
インスタグラム:@ikeuchiorganic
https://www.ikeuchi.org//
〈撮影/星 亘 取材・文/諸根文奈〉
* * *