• 美しき鉱物の魅力を語りたい……。天然生活編集部の鉱物好きなふたりが、自慢のコレクションを持ち寄りました。今回は深い紫色の中に妖しい虹色の光が宿る「アメジスト」と、キューブ型の結晶が集まった不思議な形の「パイライト(黄鉄鉱)」をご紹介します。「カルサイト(方解石)」を割ってみた動画もありますよ。

    「カルサイト(方解石)」を割ってみました!(粉砕動画もあります)

    画像: カルサイトを割ってみます!

    カルサイトを割ってみます!

    川添 前回、菅沼さんが持ってきてくれた「ピンクカルサイト」の回で、「カルサイト(方解石)」の結晶は平行四辺形の形をしていて、割っても、平行四辺形に割れていくとお話ししましたよね。

    菅沼 そうでしたね。

    川添 家を整理していたらカルサイトが3つ出てきたので、ひとつ持ってきました。

    『楽しい鉱物学』amazonで見る (堀 秀道・著)という本で読んで、「ぜひ割ってみてほしい」と書かれていたので、いつかは割ってみたいと思いつつ、もったいなくて割っていなかったんです。この際、割ってみようと思いまして。

    菅沼 楽しみです! が、ちょっともったいない気も……

    川添 裏のシールを見てみてください。

    画像: 「カルサイト(方解石)」を割ってみました!(粉砕動画もあります)

    菅沼 210円とは意外とお手軽ですね。

    川添 びっくりしますよね。これを買ったのはかれこれ20年近く前だと思うので、いまはもう少し高くなっているかもしれませんけど。では、早速割ってみましょう!

    画像: youtu.be

    youtu.be

    川添 割ってみると、意外に硬くてビックリしました。

    菅沼 何度かトンカチ振っていましたね(笑)。

    画像: 割れたカルサイト。よく見るとどの破片も平行四辺形か平行四辺形の集合体に見えます

    割れたカルサイト。よく見るとどの破片も平行四辺形か平行四辺形の集合体に見えます

    川添 確かに破片が平行四辺形になっていて、面白いですねー。

    菅沼 割っても結晶の形は変わらないのですね。

    川添 これを「劈開(へきかい)」と呼ぶそうで、鉱物の種類を特定する要素のひとつになっているそうです。

    菅沼 へー!

    川添 こうして割ることができたのも、この連載のおかげです。

    菅沼 よかったですね!

    <撮影/山川修一 参考文献/『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』(ともに、堀 秀道・著、草思社・刊)、『岩石・鉱物・化石 DVDつき(小学館の図鑑NEO 18)』(荻谷 宏、門馬綱一、大路樹生・監修、小学館・刊)>



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