• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、さっぱりとした味わいの「大根の梅レモンあえ」のお話です。

    梅とレモンでさっぱりいただく「大根サラダ」

    蒸し暑くなる季節にぴったりの大根を使った副菜のご紹介です。

    サラダ感覚で食べられる、さっぱりしたレシピです。

    まず大根について、春から夏にかけての大根は冬と比べると辛味が増します。

    今回のように生食で使う場合は、真ん中から葉に近い上の部分あたりを使うのが良いでしょう。

    皮をむいたら、丸いまま2ミリ程度に薄くスライスします。私はスライサーを使っています。

    スライスしたものは何枚かにくっつきがちなので、なるべく1枚ずつばらしながら、塩をまぶしてしばらく置きましょう。

    画像: スライスした大根は1枚ずつばらして

    スライスした大根は1枚ずつばらして

    しんなりしたら、しっかりと揉みながら水分を絞ります。

    絞れば絞るほど水分がでますが、これは大根のエキスなので、味噌汁の水分の一部に使っても良いと思います。

    はちみつ梅を使ってほんのり甘い味に

    味つけは、オリーブオイルと梅干しとレモンの搾り汁です。

    私はほんのりと甘い味が好きなので、使う梅干しは「はちみつ漬け」タイプを使います。

    塩漬けの梅干しをお使いの方は、最後に味の様子をみて、お好みではちみつを追加する方法もあります。

    画像: 梅干しとレモンでさっぱりと。「はちみつ梅」を使うとほんのり甘い味に

    梅干しとレモンでさっぱりと。「はちみつ梅」を使うとほんのり甘い味に

    冷蔵庫でよく冷やしてもおいしく、また、きゅうりの輪切りを混ぜ込んでも涼しげな見た目になります。

    1本買ってもなかなか使いきれない大根も、このあえものならサラダ代わりにたくさん食べられそうですね。

    「大根の梅レモンあえ」のつくり方

    画像: 「大根の梅レモンあえ」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● 大根10cm分
    ● 塩小さじ1/2
    ● 梅干し(はちみつ梅を使用、種を取ってたたく)2個
    ● レモン汁大さじ1
    ● オリーブオイル大さじ1
    画像: 材料(つくりやすい分量)

    つくり方

     大根の皮をむき、スライサーなどで2mm程度の薄切りにする。

    画像1: つくり方

     切った大根に塩をまんべんなくまぶし、室温で5分ほど置く。

     大根の水けをしっかり絞り、梅干し、レモン汁、オリーブオイルをまぶす。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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