• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、蒸し暑い季節におすすめの「なすとささ身の梅ポン酢」のお話です。

    蒸し暑い日は「電子レンジ調理」がおすすめ!
    ポン酢と梅干しでさっぱりいただく、なすとささ身のお総菜

    お天気の安定しない春が終わり、いよいよ梅雨入り間近となりました。

    日によっては夏日を観測することもあり、自然とさっぱりしたものが食べたくなります。

    今回は、電子レンジを使って調理するレシピをご紹介します。

    なすもささ身も下処理をして電子レンジで加熱し、味付けは市販のポン酢しょうゆと叩いた梅干しです。

    両方とも粗熱がとれたら手で裂く工程がありますが、やけどをしないようにご注意ください。

    また、ささ身を裂いてから、ささ身から出た汁に浸け戻すのは、しっとりとさせる目的です。

    つくりたてでも、冷蔵庫でしっかり冷やしても、おいしくいただけます。

    ラー油やごま油、味噌で味変も! そう麺のお供にもおすすめ

    これから食卓に頻繁に登場するであろう「そう麺」のお供にも使える、「あると便利なお総菜」です。

    辛いのがお好みならば、いただく前にラー油やとうがらしを加えても。

    また、ごま油や少量の味噌を溶くと味変になります。

    梅干しの種類はお好みですが、私は甘い味が好きなので「はちみつ梅」を使っています。

    包丁もほとんど使わないずぼらレシピですが、蒸し暑い時季こそ手早く簡単につくって、無理なく過ごしたいと思います。

    「なすとささ身の梅ポン酢」のつくり方

    画像: 「なすとささ身の梅ポン酢」のつくり方

    材料(2人分)

    ● なす2本
    ● ささ身2本
    ● オリーブオイル適量
    ● 塩ひとつまみ
    ● 酒大さじ1
    ● 青じそ2枚
    A
    ・ポン酢しょうゆ大さじ4
    ・梅干し(種を取ってたたく)2~3個

    つくり方

     なすはへたを切り落とし、竹串で数か所穴を開ける。全体にオリーブオイルを手でぬってからラップで包み、600Wの電子レンジで3分加熱する、

     なすの粗熱がとれたら手で縦に裂き、Aに漬ける。

     ささ身の筋をとり、竹串で数か所穴をあける。耐熱容器に入れて塩と酒を加え、軽くラップをして600Wの電子レンジで2分半加熱する。(破裂しやすいので、ラップは端を開けてふんわりとかける)

    画像: ラップは端を開けてふんわりと

    ラップは端を開けてふんわりと

     ささ身の粗熱がとれたら手で細かく裂き、耐熱容器の残った汁の中に漬けて冷ます。

    画像: やけどに注意して、ささ身を裂く

    やけどに注意して、ささ身を裂く

     裂いたささ身が汁を吸いこんだら、Aに加えて全体を混ぜてなじませ、皿に盛り、細切りの青じそをのせる。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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