気分もさっぱり、さわやかに! 夏のレモンカード
今回、「甘堂ふわ作」のパティシエ照井昌子さんが教えてくれたのは、夏にぴったりのレモンカード。
「お店のマフィンやタルトに使うレシピの配合を変えて、自宅でも簡単にレモンのおやつが楽しめるレモンカードを考えました。とろりとゆるめの仕上がりにしているので、アイスクリームやヨーグルトに添えておいしくいただけます。カスタードクリームよりもさっぱりとさわやかな味わいなので、暑い日にもおすすめですよ」

バニラアイスクリームにとろりと添えた、レモンのひんやりおやつ
レモン1個を用意して、手軽にトライ
そして、このレモンカードは、短時間でできる手軽さも魅力のひとつ。
「10分ほどに湯煎にかける時間は必要ですが、あとは、氷水で冷やすだけ。湯煎にかけすぎると分離してしまうこともあるので、そこだけ注意が必要です」
ちゃちゃっと完成したら、待ちに待った、夏のおやつタイムへ。ひんやりアイスと一緒に口に含むとレモンの爽やかさが一気に広がります。
「あえてエッセンスは使わず、レモンだけで風味を出しています」
そのため、レモンのおいしさを最大限に感じることができる仕上がりに。
レモンは1個あればつくれるので、手に入ったときはぜひ試してみてください。

水切りしたヨーグルトに添えれば、コクのあるおいしさに

水切りしたヨーグルトに添えれば、コクのあるおいしさに
「レモンカード」のつくり方

保存期間:冷蔵庫で約2週間
材料
● レモン汁 | 60mL (大き目のレモン1個分) |
● レモンの皮(国産) | 1個分 |
● 卵 | 1個(Mサイズ) |
● グラニュー糖 | 50g |
● バター | 20g |
下準備
a レモンの皮を削る。
b 鍋に湯を沸かしておく。
つくり方
1 ボウルにレモンの皮以外の材料をすべて入れ、湯を沸かした鍋に耐熱性のあるボウルの底がつくようにし、中火で約10分、ホイッパーで混ぜながら熱を加えていく。
2 とろみがついたら湯から外し、網で濾す。
3 レモンの皮を2に加え、ボウルの底を氷水につけて混ぜながら冷やす。
<料理/甘堂ふわ作 スタイリング/池 亜希子 撮影/星 亘>
甘堂ふわ作(かんどうふわさく)

東京・三鷹台にある小さなお菓子屋さん。オーナーは照井由利子さん、パティシエは照井昌子さんの、姉妹が営むお店。昌子さんは製菓学校で学んだあと、洋菓子店やカフェの仕事を経て、独立。マルシェやイベントなどでお菓子を販売するようになり、2019年にお姉さんの由利子さんとともに「甘堂ふわ作(かんどうふわさく)」を開店。スコーンやマフィンにプリン、そして、季節のケーキなど、素朴でやさしい味わいのお菓子にじわじわとファンが増え続け、いまではたくさんの常連さんが通う地元の人気店に。
インスタグラム@kfuwasaku
●住所:東京都三鷹市井の頭2丁目7-1
●OPEN :水・木・土・日曜/12:30~20:00(お菓子がなくなり次第、終了)