(『天然生活』2022年7月号掲載)
はなさんが選ぶ「夏の本と映画」6作品
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
人生はZOOっと楽しい!
―毎日がとことん楽しくなる65の方法

水野敬也・長沼直樹著 文響社
65種類の動物の写真、偉人たちのエピソードと名言で、大人も楽しめる一冊。
「動物からは教わることがたくさん! 動物園に行ったときに、違う見方で楽しむことができそう」
てんとう虫コミックス
ドラえもん 9巻

藤子・F・不二雄著 小学館
ドラえもんとのび太が繰り広げる、日本を代表する漫画。
「とくに15話のトレーサーバッジなど、夏気分が味わえるエピソードが満載。子どものころの自分を思い出すきっかけにもなります」
はなびのひ

たしろちさと作 佼成出版社
江戸時代の花火大会の一日を描いた絵本。
「登場する動物たちが、浴衣を着ている姿がかわいい。だれもが花火が上がる瞬間を楽しみにしている、そんなワクワク感を私も大切にしたいです」
ポルトガル、夏の終わり

2019年 フランス・ポルトガル 監督:アイラ・サックス ギャガ
©2018 Photo Guy Ferrandis / SBS Productions
ポルトガルの世界遺産の町シントラを舞台に、主人公が自らの死期を悟り、一族と親友を呼び寄せる。
「ポルトガルはいつか行ってみたい国。自分も一緒に旅をしている気分になれます」
スタンド・バイ・ミー

1986年 アメリカ 監督:ロブ・ライナー ソニー・ピクチャーズ
アメリカの小さな田舎町で、4人の少年“死体探し”の旅に出るひと夏の冒険を描く。
「公開時、少年たちと同じ15歳くらいで観た作品。学生時代の夏休みを思い出させてくれます」
ビフォア・サンセット

2004年 アメリカ 監督:リチャード・リンクレーター ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
3部作の2作目。9年ぶりに再会した男女が、パリの街で過ごすひと時をリアルタイムで描く。
「初めてひとり暮らしをしたパリを思い出す作品。パリの景色が心地いいです」
子どものころの記憶を呼び起こす作品
好きな映画や本は、何度も繰り返し楽しむというはなさん。気持ちが解放される夏は、明るくなれる作品に触れたくなるそう。
「本は、子どものときの夏休みの記憶がよみがえるような作品がいいなと思って選びました。動物が好きで、大人になってから動物園によく行くようになったのですが、動物はただかわいいだけではなく、仕草や行動を人生に置き換えると、違う視点で楽しむことができます。『人生はZOOっと楽しい!』は動物園に行くための、予習にもなる1冊ですね」
また、ふだんは早寝だというはなさん。日が長い夏はいつもより夜更かしをして、映画をゆっくり観ることが多いといいます。
「好きな旅になかなか行けないので、行きたい国のリストがどんどん長くなってきています。ポルトガルやフランスなど、映画のなかの景色や音楽を通して、その空気を感じ取るのは、いまだからこそできる楽しみだなと思います」
夏の本と映画のお供
温泉水99

500mL/エスオーシー
鹿児島・垂水温泉から湧出する天然のアルカリイオン水。
「映画を観るときは、味のしない水の方が集中できます」
〈撮影/林 紘輝 取材・文/赤木真弓〉

はな
神奈川県横浜市出身。モデルとしてファッション誌などで活躍するかたわら、エッセイ執筆やFMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍。天然生活webでは「はなのお菓子」を好評連載中。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです