• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、夏を乗り切る「トマトとしょうがの中華スープ」のお話です。

    夏バテしがちな体を元気に!やさしい味わいの中華スープ

    暑さと湿気で食欲も落ちてしまいがちな季節です。

    手軽にできるそう麺は便利ですが、そればかりではなんとなく体から力が出ないような気もします。

    そんなときには、しょうがを効かせたスープがおすすめです。

    冷たいものばかりではなく、温かいものをおなかに入れて、夏の冷えを解消しましょう。

    画像: 夏バテしがちな体を元気に!やさしい味わいの中華スープ

    最盛期を迎え、赤く熟れたトマトをざく切りにして、たっぷりと使います。

    つくり方は、最初にごま油で軽くしょうがを炒めて、香りを引き出します。

    スープはしょうがの辛さを感じますが、最後に卵を加えることでやさしい味にまとまります。

    体の中から元気になれる、暑い夏こそ食べたい「しょうが」

    しょうがは胃腸の働きを整えたり、代謝を促進することで熱を下げたりする働きがあります。

    厳しい暑さの夏こそ、積極的に取り入れたいですね。

    さらに辛いのがお好きな方は、最後にすりおろした生のしょうがを加えるのもおすすめです。

    しょうがの香りと辛さをダイレクトに感じ、体の中から温まるのを感じると思います。

    画像: 体の中から元気になれる、暑い夏こそ食べたい「しょうが」

    味のアクセントとしては、お好みでブラックペッパーをかけたり、ラー油やタバスコで辛味を追加したりするのも良いでしょう。

    暑い夏はこれから長く続きます。しょうがパワーで乗り切りましょう。

    「トマトとしょうがの中華スープ」のつくり方

    画像: 「トマトとしょうがの中華スープ」のつくり方

    材料(2人分)

    ● トマト中1個(乱切り)
    ● しょうが1かけ(細切りで大さじ1)
    ● 卵1個
    ● 水350mL
    ● 鶏ガラスープの素大さじ1
    ● ごま油小さじ2
    ● 塩こしょう適量
    ● 小ねぎ少々(小口切り)

    つくり方

     鍋にごま油としょうがを入れて中火で熱し、香りがたったら水とトマトを入れる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     沸騰したら鶏ガラスープの素を加えて、溶き卵を回し入れる。

    画像3: つくり方

     塩・こしょうで味を調え、器に注ぎ、小ねぎをちらす。

    画像4: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    ● Instagram:@cafe.rietta
    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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