高温多湿の日本の夏。カビや虫、嫌なにおい……家のじめじめの悩みは尽きません。衣作家 ・真砂三千代さんに、使う素材や家具を見直してさわやかに過ごす「夏の家のじめじめ対策」の知恵を伺いました。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
真砂さんのじめじめ対策④
【防カビ】木の器の保管は風通しのいい場所に

ダイニングの壁は調湿作用がある土壁に
お菓子を盛ったり、パン皿にしたりしている木の器の定位置は、風通しのいいオープンシェルフに。
「さっとふいただけで、空気がこもる扉の奥にしまいこんだらだめ。しっかりと太陽光に当てて乾かし、できるだけ換気のいい場所に置いています」
真砂さんのじめじめ対策⑤
【防臭】天然素材の竹炭をブーツの中に

革靴はあまりはかないものの、冬は防寒にショートブーツを着用。保管時には、靴の中に小久保工業所の「竹炭 シューズ用」を入れている。
「炭は消臭効果があり、調湿作用も高いので、嫌なにおいやカビから守ってくれます」
〈撮影/小禄慎一郎 取材・文/長谷川未緒〉
真砂三千代(まさご・みちよ)
インドへの旅をきっかけに、アジアの衣の原点を視つめ、日本古来の結ぶ・重ねる・ひねるなどの伝統的な着付けによる衣や、現代の東洋服を提案するようになる。1986年アジアやアフリカの布を使った衣ブランド「Afa(古代日本語で太陽を意味する)」を設立。1999年にオーガニック・コットンのブランド「Life afa」を設立。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです