(『天然生活』2024年8月号掲載)
浩未メソッド「メイク編」
大人の血色感は肌に立体感もつくる
「年齢とともに、残念なことに顔の血色感が失われます。それをメイクで補うことで、不思議なほど若々しさが生まれます」
頬と唇の赤みが加わるだけで、顔は健康的に見えるのです。
「チークには血色以外に、頬を立体的に見せる効果があります。色はピンク系やローズ系が、リアル大人のくすみ肌に相性がいいと思います。唇には透明感のあるブラウンレッド系がおすすめ」
チーク
3本の線で顔立ちを引き締める

黒目の下からこめかみに向かって入れる。次に耳の手前に向かって短めに。最後にえらに向かってさらに短く入れる(矢印参照)。
おすすめのチーク
肌に美しい陰影をつける計算された4色が、それぞれ異なる質感のパウダーに。
イプサ デザイニングフェイスカラーパレット 101・001RD
肌の内側からにじみ出るような自然な血色感をつくる絶妙なカラーのチーク。
セザンヌ チークブラッシュ01 フォギーローズ
リップ
ブラウンレッドが唇に血色感をもたらす
口紅を直塗りして全体に色をのせたら、口紅の角で山谷を強調すると、口元の間のびが解消できる。

おすすめのリップ
シアーなダークレッドは、唇の色素と相まって自然ななじみ色で発色。
クリニーク オールモスト リップスティック ブラック ハニー
保湿効果も高く、動脈の血のような血色カラーで弾力のある生命感あふれる唇に。
KANEBO ルージュスターヴァイブラント V07
<撮影/林 紘輝 ヘア&メイク・モデル/山本浩未(steam.) 構成・文/今井 恵>

山本浩未(やまもと・ひろみ)
ヘア&メイクアップアーティスト。1964年生まれ。広島県出身。資生堂で活躍し、フリーに。著書『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』(小学館)など。インスタグラム@hiromicoy
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです