「天然生活web」読者のみなさまに、特別に
お手軽金継ぎレッスン
本の中では掲載していませんが、ここでは私の金継ぎの手順を紹介します。
1 金継ぎキットなどで材料と道具を用意

左から時計回りに、エポキシ接着剤、絵皿、合成樹脂、エポキシパテ、紙やすり、真鍮粉(金色)、スポイト、簡易筆
2 専用の接着剤で割れたところを貼り合わせる


3 器を合わせ、少し力を加えた状態でキープする
4 欠け部分はエポキシパテをこねて練り、器につける


5 樹脂と真鍮粉を混ぜて0号などの筆で割れ目と欠け部分に加飾する
6 乾かして完成

キットを購入すると、説明書に手順が掲載されているものもありますが、インターネットで検索すると簡易金継ぎの方法や道具が詳しく紹介されているサイトもあります。ご自分に合う方法をお探しいただいて、器の繕いを楽しんでください。
※簡易金継ぎの器は、電子レンジや食洗機など高温になるものは使用不可です
参考:金継ぎ暮らし https://kintsugikurashi.co.jp/
本記事は『「使い切る」ソーイングと暮らし』(著/美濃羽まゆみ・主婦と生活社)からの抜粋です。
美濃羽まゆみさんの「使い切る」暮らしのアイデアを掲載している新刊『「使い切る」ソーイングと暮らし』。お手軽金継ぎのほかにもコンポストや量り売り、子育てをわかちあうことについてなどのエッセイのほか、布の無駄を出さない服や小物のレシピなど、日々の暮らしを充実させるヒントが詰まっています。
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京都の町家に住む、手づくり暮らし研究家・美濃羽まゆみさんが提案する「布一枚を使い切る」服づくり。和服の無駄が出ない作りにヒントを得て考えたレシピはどれもおしゃれで実用的。また、小さな端ぎれが出た場合、それを使って作るアイテムも紹介。ソーイング以外では、収納、食材、庭造りなどの暮らしに「使い切る」精神を発揮。みかんの皮や茶殻を使い切るアイデアなどを伝授。
<撮影/新居明子 編集/鈴木理恵>

美濃羽まゆみ(みのわ・まゆみ)
1980年京都生まれ京都育ち。手づくり暮らし研究家。2008年からFU-KO basics.としてソーイング作品の製作と販売を行う。築100年の京町家で夫と長女、長男の4人と猫3匹と共に暮らす。「ものを作る。 幸せのかたちを作る」をテーマに、人付き合いも暮らしも循環するようなライフスタイルを提案している。『「めんどう」を楽しむ衣食住のレシピノート』(主婦と生活社)、ソーイング本『FU-KO basics. 着るたびに、うれしい服』(すべて日本ヴォーグ社)、『手ぬぐいでちくちく、暮らしの布小物』(家の光協会)など著書多数。
ブログ:FU-KOなまいにち。
インスタグラム:@minowa_mayumi
YouTube:@FUKOHandmade
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