• 野菜の栄養価が落ちてきている現代。でも、少しの栄養の知識があれば、ごはんと味噌汁、旬の野菜が基本の、バランスのよい献立がつくれます。「母めし研究所」代表の大久保久江さんと、管理栄養士の則久育葉さんに、栄養バランスのよい昼の献立「豚肉とにらの塩焼きそば」のつくり方を教えてもらいました。
    (『天然生活』2020年9月号掲載)

    栄養をしっかり摂れる
    昼の献立「豚肉とにらの塩焼きそば」のつくりかた

    豚肉+にらで疲労回復効果あり。豆もやしの歯応えもいい一品です。

    画像: 栄養をしっかり摂れる 昼の献立「豚肉とにらの塩焼きそば」のつくりかた

    1人分
    エネルギー 565.5kcal
    タンパク質 22.6g
    脂質    11.0g
    炭水化物  78.8g
    食物繊維  5.9g
    カルシウム 77.6mg
    鉄     1.6mg
    塩分    2.9g

    材料(2人分)

    ● 中華蒸し麺2玉(320g)
    ● 豚もも薄切り肉(ひと口大に切る)60g
    ● にら(4cm長さに切る)40g
    ● 豆もやし120g
    ● 生しいたけ(軸を取り薄切り)2個
    ● 米油大さじ2
    ● 塩小さじ1/2~1
    ● こしょう少々
    ● ごま油小さじ1

    つくり方

     フライパンに米油大さじ1をひいて中火で熱し、麺をほぐしながら炒め、いったん取り出す。

     米油大さじ1を足して熱し、豚肉を火がとおるまで中火で炒める。豆もやし、しいたけを加えて炒め、全体に油が回ったらにらを加え、を戻し入れてざっと炒める。

     塩、こしょうをふり、ごま油を加えて全体にざっと炒める。

    夏の疲れをいやす「豚肉」のお話
    厳しい暑さで体力を消耗しやすい夏から初秋、十分に摂りたい栄養素のひとつが、糖質をエネルギーに変え、疲労を回復させる「ビタミンB1」です。

    これを豊富に含む代表的な食材が豚肉で、におい成分「アリシン」の豊富な玉ねぎ、ねぎ、にら、にんにくなどと合わせることで、そのはたらきがより持続します。



    〈料理/大久保久江(母めし研究所) 監修・栄養計算/則久育葉 撮影/萬田康文 スタイリング/竹内万貴 取材・文/保田さえ子〉

    大久保久江(おおくぼ・ひさえ)
    「母めし研究所」代表。勤務先の一畳にも満たない給湯室から社員食堂を立ち上げ、食の世界へ。「母めしで社会を元気に」をスローガンに、普及に努める。

    則久育葉(のりひさ・いくよ)
    香川県在住の管理栄養士。自宅カフェ「いこい茶屋」を拠点に食育活動を展開。大久保久江さんの著書『母めし 季節の献立 一汁三菜』では野菜のコメントを担当。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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