健やかな明日を迎えるために、夜ごはんで内側から整え、一日をリセット。夏の終わりから秋の季節がもたらす不調対策と、ストレスをためない料理を、料理研究家のコウ静子さんに教えていただきました。今回は、「ビーツのスープ」のつくり方を。
（『天然生活』2023年10月号掲載）
（『天然生活』2023年10月号掲載）
潤いスープ
「ビーツのスープ」のつくり方
水を入れず、野菜の水分で蒸し煮。
素材のうま味が凝縮されています。
材料（つくりやすい分量）
| ● ビーツ | 2個 |
| ● 玉ねぎ | 1個 |
| ● パプリカ（赤・黄） | 各1個 |
| ● トマト | 4個 |
| ● 塩、こしょう | 各適量 |
| ● ヨーグルト | 適量 |
| ● ディル | 適量 |
| ● オリーブオイル | 大さじ2 |
つくり方
１ 玉ねぎは縦8等分、トマトはへたを除いて縦4等分に切る。ビーツは洗い、皮をむいてひと口大に切る。パプリカはへたと種を除いて2～3cm幅のくし形切りにする。
２ 鍋にオリーブオイルを熱し、１の玉ねぎを入れて炒める。しんなりしたら、パプリカを加えてさらに炒め、全体に油がなじんだら、ビーツ、トマトを加えてひと混ぜし、ふたをして弱めの中火にし、時折かき混ぜながら30分ほど煮、塩、こしょうで調味する。
３ 器に盛り、好みでヨーグルトを添え、ディルを散らす。
薬膳ポイント
血が足りないと潤いが不足し、乾燥を招くことに。補血作用の高いビーツで血を補って。体を温める働きもある
＊ ＊ ＊
天然生活2025年10月号が発売中。「夜時間を整える暮らし方』、「夏の疲れをいやす発酵生活』、「秋の夜長にうれしい煮込みレシピ」を特集しています。
ぜひ合わせてお楽しみいただけましたら幸いです。
＜料理・スタイリング／コウ静子 撮影／公文美和＞
コウ静子（こう・しずこ）
料理研究家、茶人、国際中医薬膳師。季節ごとの恵みを楽しむ料理教室や料理会、茶会を各地で開催している。開催予定はインスタグラム@kohshizukoで紹介。著書に『季節に寄り添う韓国茶』（グラフィック社）など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
