(『天然生活』2024年10月号掲載)
手紙やアイデアノートなど、「書く」ことを楽しむ

自分からわき出る言葉が、思わぬ力で心をいやしてくれたり、もやもやしていた気持ちを整えてくれたり。
「言葉で何かを伝えるという点では、メールなども同じ。ただ、実際に手を動かして書くことが自分の心に及ぼす影響は、別ものだと感じます」
だれかに気持ちを伝えることもあれば、心に浮かぶアイデアを書き留めることも。

カードは美術館や旅先で素敵なものを見つけるたびに購入。一筆箋はオーダーで名前入り。「アイデアノートはイギリスのブランド『スマイソン』の刺しゅうを施したもの。イニシャルを入れてもらいました」
リッチなチョコレートでお茶時間を過ごす

実は、甘いものはそんなに好きではなかったという大草さん。ところが、カカオ含有量の高いものを口にしたところ、これまでのチョコレート=お菓子のイメージが一変したとか。
「70%以上のものは、味わいが違いますね。ポリフェノールも豊富ですし、体にもいい。夜はノンカフェインのお茶と一緒に味わっています」

おいしそうなチョコレートを見つけると、ストック。お気に入りは「アラン・デュカス」。お茶は「ROEROE」などの薬草茶を選んで
〈撮影/柳原久子 構成・文/福山雅美〉
大草直子(おおくさ・なおこ)
大学卒業後、出版社にて女性ファッション誌の編集に携わったのち、独立。ファッション誌、新聞、カタログを中心にエディトリアルやスタイリングを手がけ、イベント出演や著書の執筆など多岐にわたって活躍。2019年にはメディア「AMARC」を立ち上げ、ファッション、ビューティー、生き方のレシピを毎日発信。
https://amarclife.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
* * *
▼大草直子さん「私がリセットする夜時間」そのほかのお話はこちら
* * *
天然生活2025年10月号では「整う夜の時間割」の特集をしています。夏の疲れをいやし、心と体を整える夜時間は明日の元気をつくる大切なひととき。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。