水菜とおあげの煮浸しのつくり方

油揚げをカリカリに焼いてから煮るのが香ばしく仕上がるポイント。
材料(つくりやすい分量)

● 水菜 | 1束 |
● だし汁(濃いめ) | 1カップ |
● 油揚げ | 1枚 |
● 酒 | 大さじ2 |
● 塩 | 小さじ1/2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
1 水菜の軸下を切り落とし、4~5cm長さに切りそろえる。

2 フライパンに油揚げを入れ、こまめに上下に返しながらカリカリに焼いて油を抜く(オーブントースターでもよい)。

3 油揚げをフライパンから取り出し、1cm幅で切り揃え、長さを半分に切る。

4 だし汁を土鍋に入れ、中火にかける。煮立ったら酒、油揚げを加え少し煮て、水菜の順に加える。塩を加え、味をみて最後に薄口しょうゆを加える。


水菜のこと

水菜は、シャキシャキとした食感が特徴のアブラナ科の葉物野菜。京都が発祥で「京菜」と呼ばれることもあるそうです。一年中出回っている野菜ですが、10月〜3月が収穫の時期とされていて、寒い時期においしさが増します。葉の切れ込みが深く、見た目も美しいのが特徴。アクが少なく、生でも加熱してもおいしく食べられます。
サラダの彩りとしてはもちろん、鍋物、おひたし、炒め物など幅広い料理に活用できます。シャキシャキ感をいかしたサラダや、さっぱりとした和えものにも合います。栄養価も高く、ビタミンCやβ-カロテン、カルシウム、鉄分などが豊富。低カロリーで食物繊維も含まれているため、美容や風邪予防などにもおすすめ。手軽に取り入れられる万能野菜として食卓を豊かに彩ります。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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