こんにゃくが主役のヘルシーなドライカレー
こんにゃくはおでんの具や甘辛く煮るなど、結構使い方が限定されていると思います。
とくに新しいレシピなど思いつかないかもしれませんが、今回はちょっと冒険してカレーの具として使ってみました。
鶏ひき肉と合わせてヘルシーに仕上げていますが、具の半分以上がこんにゃくなのでカロリーを気にする方にもおすすめ。
油を使わずに、最初に粗みじんに切ったこんにゃくを、よく炒めて水気を飛ばしてください。このひと手間を省くと全体が水っぽくなり味が決まりません。

こんにゃくは乾煎りして、水分を飛ばすのがおいしさのコツ
しょうゆを加えて、和風の味付けに
鶏ひき肉は油が出る「もも肉」を使いました。トマト缶は「粗ごしタイプ」を使いましたが、「カットタイプ」でも大丈夫です。
肉に火がとおったらカレー粉と調味料を入れて味を調えます。辛さには得意不得意がありますので、カレー粉の量は加減してください。
カレー粉を加えたら焦げに注意し、全体を少しだけ炒めるのが、カレーの味と香りが引き立つポイントです。

カレー粉を加えたら、焦げないようにさっと炒めて
味付けはほんのりと甘さを出すために砂糖を使いましたが、代わりにみりんやはちみつでも良いと思います。
ごはんにたっぷりかけて、お好みで小ねぎやレモンを絞ってもおいしくいただけます。
しょうゆを使っているので和風に近い味付けです。辛さを追加したい方は七味唐辛子も相性が良いです。
まだまだ暑さが厳しい日が続く中、カレー味は食欲をそそります。夏バテ防止にぜひお試しください。
「こんにゃくのカレー炒め」のつくり方

材料(2人分)
● こんにゃく | 1枚(130g) |
● 鶏ひき肉 (もも肉) | 100g |
● カレー粉 | 小さじ1 |
● 粗ごしトマト | 100mL |
● 砂糖 | 小さじ2 |
● 塩 | 小さじ1/2 |
● しょうゆ | 大さじ1 |
● 小ねぎ | 2本(小口切り) |

つくり方
1 こんにゃくは粗みじん切りにする。フライパンにこんにゃくを入れ、中火で水気を飛ばすように3、4分しっかりと炒める

2 こんにゃくの表面が乾いたら鶏ひき肉を加え、肉に火が通ったらカレー粉を加えて手早く混ぜて、カレー粉の香りを出す。
3 2に粗ごしトマト、砂糖、塩、しょうゆを入れ、味を整えて出来上がり。


4 ごはんにかけて、お好みで小口切りにした小ねぎをちらす。

本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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