• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、低カロリーでヘルシーな「こんにゃくのカレー炒め」のお話です。

    こんにゃくが主役のヘルシーなドライカレー

    こんにゃくはおでんの具や甘辛く煮るなど、結構使い方が限定されていると思います。

    とくに新しいレシピなど思いつかないかもしれませんが、今回はちょっと冒険してカレーの具として使ってみました。

    鶏ひき肉と合わせてヘルシーに仕上げていますが、具の半分以上がこんにゃくなのでカロリーを気にする方にもおすすめ。

    油を使わずに、最初に粗みじんに切ったこんにゃくを、よく炒めて水気を飛ばしてください。このひと手間を省くと全体が水っぽくなり味が決まりません。

    画像: こんにゃくは乾煎りして、水分を飛ばすのがおいしさのコツ

    こんにゃくは乾煎りして、水分を飛ばすのがおいしさのコツ

    しょうゆを加えて、和風の味付けに

    鶏ひき肉は油が出る「もも肉」を使いました。トマト缶は「粗ごしタイプ」を使いましたが、「カットタイプ」でも大丈夫です。

    肉に火がとおったらカレー粉と調味料を入れて味を調えます。辛さには得意不得意がありますので、カレー粉の量は加減してください。

    カレー粉を加えたら焦げに注意し、全体を少しだけ炒めるのが、カレーの味と香りが引き立つポイントです。

    画像: カレー粉を加えたら、焦げないようにさっと炒めて

    カレー粉を加えたら、焦げないようにさっと炒めて

    味付けはほんのりと甘さを出すために砂糖を使いましたが、代わりにみりんやはちみつでも良いと思います。

    ごはんにたっぷりかけて、お好みで小ねぎやレモンを絞ってもおいしくいただけます。

    しょうゆを使っているので和風に近い味付けです。辛さを追加したい方は七味唐辛子も相性が良いです。

    まだまだ暑さが厳しい日が続く中、カレー味は食欲をそそります。夏バテ防止にぜひお試しください。

    「こんにゃくのカレー炒め」のつくり方

    画像: 「こんにゃくのカレー炒め」のつくり方

    材料(2人分)

    ● こんにゃく1枚(130g)
    ● 鶏ひき肉 (もも肉)100g
    ● カレー粉小さじ1
    ● 粗ごしトマト100mL
    ● 砂糖小さじ2
    ● 塩小さじ1/2
    ● しょうゆ大さじ1
    ● 小ねぎ2本(小口切り)
    画像: 材料(2人分)

    つくり方

     こんにゃくは粗みじん切りにする。フライパンにこんにゃくを入れ、中火で水気を飛ばすように3、4分しっかりと炒める

    画像1: つくり方

     こんにゃくの表面が乾いたら鶏ひき肉を加え、肉に火が通ったらカレー粉を加えて手早く混ぜて、カレー粉の香りを出す。

     に粗ごしトマト、砂糖、塩、しょうゆを入れ、味を整えて出来上がり。

    画像1: こんにゃくが主役!低カロリーで食欲をそそる「こんにゃくドライカレー」のつくり方|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: こんにゃくが主役!低カロリーで食欲をそそる「こんにゃくドライカレー」のつくり方|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     ごはんにかけて、お好みで小口切りにした小ねぎをちらす。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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