布作家の中川糸子さんが、役目を終えた色とりどりのはぎれに簡単なひと手間を加え、新たな作品へとよみがえらせます。今回は、ちびサイズの「サシェ」のつくり方を。『天然生活web』に掲載された記事の中から、9月におすすめの記事を紹介します。
(『天然生活』2015年11月号掲載/『天然生活web』初出2019年10月15日)
(『天然生活』2015年11月号掲載/『天然生活web』初出2019年10月15日)
はぎれのサシェのつくり方
6cm角の生地があれば手軽にできるサシェは、多めにつくっておき、ちょっとしたプレゼントとしても使えます。

手のひらにすっぽり収まる、ちびサイズのサシェは、中川さんが自宅で干してつくったローズマリーなどのドライハーブ入り。
衣類簞笥に忍ばせたときに、ありかがすぐにわかるよう、角にボンボンをあしらいました。
中を綿に替えれば、かわいい針山にもなります。
つくり方
1 大きい場合はカットして、小さい場合は縫い合わせて、6×6cmの布を2枚用意する
2 それを中表に合わせ、返し口を3cmほど残して、0.5cm内側を縫う
3 返し口から表に返し、好みのドライハーブ(ラベンダーやローズマリー、ユーカリなど防虫効果のあるもの)を適量入れ、返し口をまつる
4 ボンボンを付ける
※イラスト内の数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。





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「はぎれロール」のつくり方 ⇒
「コースター」のつくり方 ⇒
「ストール」のリメイク ⇒
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<デザイン・制作/中川糸子 撮影/馬場わかな 取材・文/梅崎なつこ モデル/高橋尚子 イラスト/佐々木真由美>
中川糸子(なかがわ・いとこ)
現サザビーリーグにてディスプレイデザインや企画に携わったのち、独立。2003年ごろからアイデア豊かな布作品を書籍や雑誌に発表。著書は『ななめに掛けるバッグの本』(河出書房新社)など。
https://www.itoko-design.net/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです