• YouTubeチャンネル「futaba」で凛とした暮らしを発信する深尾双葉さんに、おかずなしの“シンプルデー”のすすめを教えてもらいました。自分が好きなものにとことん向き合い、不要なものを手放すことで心と暮らしを整えた深尾さん。料理も食べ方もシンプルにしたら、家事が楽しくなったそうです。
    (『ほんとうの豊かさに出合うための9週間』より)

    おかずなしの「シンプルデー」をつくる

    夕飯のおかずはだいたい2~3種類。ですが、簡単な料理一品でも、それこそおかずなしでお味噌汁だけでも、心を込めて丁寧に作ればそれで十分だと思います。

    我が家では、時間のない時や食べすぎが続いた時などは“シンプルデー”と称して、おかずを作らず、具だくさんのお味噌汁とご飯、お漬物だけの日を設けています。

    画像: 具だくさんのお味噌汁とご飯、漬物の“ シンプルデー”

    具だくさんのお味噌汁とご飯、漬物の“ シンプルデー”

    いつもなら2~3種類の具材のお味噌汁ですが、その日は冷蔵庫にある野菜や肉を、使い切りも兼ねて入れています。

    食材の出汁の利いた、栄養たっぷりの夕食になります。調理時間は短いので、空いた時間は読書をしたり映画を見たり、趣味の時間に充てることもできています。

    画像1: おかずなしの「シンプルデー」をつくる

    私も夫もお米が好きなので、ご飯はたくさん食べます。食卓に出るのは白米、玄米、雑穀米の3種類。いつもは夜にル・クルーゼの鍋や圧力鍋で3合炊いて、炊きあがったら一度おひつへ。

    次の日の朝と昼で食べきってしまうことが多いので、冷凍することはあまりなく、冬の間はおひつに入れたまま保存しています。

    画像2: おかずなしの「シンプルデー」をつくる

    お味噌汁も夜に2日分程度を作り、残りは次の日の朝へ。前の日の残りを用意するだけなので、朝食作りも手軽です。

    おかずは魚がメインで、肉は鶏肉を使うことが多いです。野菜も魚も旬の時期は栄養価が高く、価格も安くなるので、できるだけ旬の物を使うように心がけています。

    魚は丸ごと食べられる青魚を、鶏肉は価格と栄養価の面から胸肉をよく選びます。

    ただ、旬ばかりを追いかけるのも大変です。「今のうちに苺を買ってジャムを作らなければ」と、次々と変わる旬に振り回されて、本末転倒な時もありました。今は無理せず、たまたま出回っているから取り入れよう、ぐらいの軽い感覚が良いと思っています。

    画像3: おかずなしの「シンプルデー」をつくる
    画像: 愛用している基本の調味料

    愛用している基本の調味料

    「ながら食べ」はせず、目の前の料理に集中

    ある時から、映像を見ながらの食事が好きではなくなってしまいました。何かを見ながら食べると、無言になってしまうし、食べ物すら見ないで口に運ぶだけになってしまいます。

    咀嚼の回数も一気に減ります。それよりも目の前の食材や料理、その味や食感に集中した方が何倍も美味しく感じますし、気持ち的にも楽です。

    我が家では、たまに目を閉じて食べることもあります。これは夫が教えてくれた方法で、とても気に入っている食べ方です。目からの情報をシャットダウンするだけで、いつもは気づかない香りや味がはっきりと感じられます。

    目から入る映像はすべて情報なのだと改めて気づかされました。

    画像: 「ながら食べ」はせず、目の前の料理に集中

    本記事は『ほんとうの豊かさに出合うための9週間』(KADOKAWA)からの抜粋です

    〈撮影/メグミ〉

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    『ほんとうの豊かさに出合うための9週間』(深尾 双葉・著/KADOKAWAA)

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