• 朝しっかりセットしたはずなのに夕方にはうねったり、ごわついたり。雨が降れば湿気で広がり、収拾つかないスタイルに。そう、日々の暮らしのなかでの、くせ毛さんの髪の悩みは尽きないのです。今回は、そんな悩みを解決すべく、「くせ毛カット美容室」の久美子さんが相談者のヘアデザインを担当。カット、セルフアレンジ、日々のケアまで、これまでのくせ毛を抑え込む対処法から、くせ毛を活かすスタイルへとシフトチェンジさせていきます。

    ~ 施術を終えて~
    スタイリスト・久美子さんからのアドバイス

    画像: ~ 施術を終えて~ スタイリスト・久美子さんからのアドバイス

    シノブさんに喜んでいただいて本当にうれしいです。髪を濡らしたときから、「あ、これはとてもいい、きれいなカールだな」という印象をうけました。

    ただ、ちょっと気になったのが、髪のダメージ。ふだんのシャンプーの仕方をお伺いすると、2回シャンプーをしていることが判明しました。

    過剰なシャンプーを繰り返せば、その分、髪もどんどん乾燥してしまいます。もともとデリケートなくせ毛さん、カラーもしている場合は、より乾燥しやすい状況になってしまいます。

    〈シノブさんへのアドバイス〉

    ● シャンプーを1回に減らす

    ● ホホバオイルでの頭皮の保湿

    上記2点を実行いただくだけで仕上がりは全く変わってくると思います。すすぎやすくなることでシャンプーも残りにくくなくなりますし、強く結ぶこともなくなり、切れ毛の改善にもつながります。

    髪の広がりがお悩みの方は、何とかして髪をまっすぐにしようと「抑えて抑えて」「引っ張って」と、力を加えがちです。そういう一つひとつの積み重ねが、切れ毛の原因になっていた可能性はあるかなと思います。

    今回提案したヘアアレンジのテーマとは?
    「10分以内で完成するセルフセット」

    今回提案したテーマは、「10分以内に、明日から自分でもできるセット」です。

    シノブさんの場合、トップのボリュームが気になるとおっしゃっていたので、毛先だけが広がらないよう、全体のボリュームを小さくするセットを提案しました。

    使ったのは、水とヘアミルクを混ぜてつくったスプレーです。

    これで毛先を濡らして、さらにミルクの原液とホホバオイルを混ぜたもので仕上げました。ミルクは枝豆ひと粒から1.5粒分に対して、ホホバオイルが2プッシュ。しっかりと混ぜたあとに、濡らした部分をもう一回コーティングをする、というとてもシンプルな方法です。

    もし物足りなさを感じたら、最初に全体を濡らして、ミルクやジェルなどをつけたあとに、少し目の細かいクシをつかっていただくと、もっと綺麗なカールが出るので、慣れてきたら、ぜひ試していただけたらうれしいです。

    今回使ったアイテムは?


    〈撮影/林 紘輝、撮影協力/くせ毛カット美容室〉

    久美子(くみこ)
    くせ毛を活かす、専門美容師。お客さまに寄り添うカウンセリングに定評があり、年間1,000名超のくせ毛女性を担当。くせ毛専用ヘアケアブランド「NATURELY」プロデューサー。
    インスタグラム: @kumiko_kusegecut
    YouTube: 【くせ毛カット美容室】くせ毛をもっと、好きになる



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