さつまいものこと

甘味とほくほく感で親しまれるさつまいも。秋になると食べたくなる食材のひとつです。栄養価も高く食物繊維やビタミンCが豊富。原産は中南米で、日本へは江戸時代に琉球から伝わり、飢饉を救った作物として広まりました。
甘さとしっとり感が特徴の「安納芋」、ねっとり濃厚な「紅はるか」、焼き芋向きで香り高い「シルクスイート」、昔ながらのほくほく食感が楽しめる「紅あずま」など品種もたくさん。加熱方法によって甘さや食感が変化し、焼きいも、天ぷら、スイーツなど幅広く利用されます。
極上ホクホク焼きいものつくり方

今回はシルクスイートを使用。厚手のペーパータオルを使用すること。
材料(つくりやすい分量)

● さつまいも | 3本 |
下準備
さつまいもを薄い塩水(分量外)に30分浸す。
つくり方
1 アルミホイルを敷いた上に濡らした厚手のペーパータオルを広げ、塩水に浸したさつまいもをのせて包む。ペーパータオル全体が湿っているようにする。



2 190~200℃に熱したオーブンで1時間~1時間半、途中、上下の位置を変えて竹串を刺して、すっと通るまで焼く。

〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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