大学いものつくり方

しょうゆの隠し味が、コクのある大学いもに仕上げます。
材料(つくりやすい分量)

● さつまいも | 2本 |
● 米油 | 適量 |
● はちみつ | 1/4カップ |
● 三温糖 | 大さじ2 |
● 薄口しょうゆ | 小さじ1 |
● 黒ごま | 適量 |
つくり方
1 さつまいもは、両端を切り落とし、4cm程度の輪切りにする。縦に3等分さらに3等分して棒状に切る。

2 150℃に熱した油で、表面が膨らみ、串を刺してすっと通るまで揚げる。ペーパータオルの上にのせて油を切る。


3 中華鍋を中火で熱し、三温糖を入れて軽く溶けるまで加熱する。2のさつまいもを入れ、2/3量のはちみつを加えてよく絡める。味見をして、甘味が足りないようだったら残りのはちみつを加える。

4 しょうゆを加え全体にまぜ、黒ごまをふる。

※焦げてきそうになったら、90℃程度のお湯を少量加えるとよい。
さつまいものこと

甘味とほくほく感で親しまれるさつまいも。秋になると食べたくなる食材のひとつです。栄養価も高く食物繊維やビタミンCが豊富。原産は中南米で、日本へは江戸時代に琉球から伝わり、飢饉を救った作物として広まりました。
甘さとしっとり感が特徴の「安納芋」、ねっとり濃厚な「紅はるか」、焼き芋向きで香り高い「シルクスイート」、昔ながらのほくほく食感が楽しめる「紅あずま」など品種もたくさん。加熱方法によって甘さや食感が変化し、焼きいも、天ぷら、スイーツなど幅広く利用されます。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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