• たっぷり野菜をとりたいとき、体をいたわる食事がしたいときなど、さまざまな場面で強い味方になってくれる「せいろ」。今回は、料理家・真藤舞衣子さんに、せいろでつくるとさらにおいしい王道の蒸し料理「味噌豚まん」のつくり方を教わります。

    せいろでつくる王道蒸し料理
    味噌豚まんのつくり方

    皮もあんも手づくりの本格派豚まん。ワンランク上の味わいです。

    画像: せいろでつくる王道蒸し料理 味噌豚まんのつくり方

    蒸し時間と火加減:強めの中火で約15分

    材料(6個分)

    〈皮の生地〉
    A
    ・強力粉60g
    ・薄力粉120g
    ・砂糖25g
    ・塩ひとつまみ
    ・ドライイースト3g
    ・ベーキングパウダー小さじ1
    B
    ・ぬるま湯80mL
    ・太白ごま油大さじ1
    〈あん〉
    ・豚こまぎれ肉200g
    ・長ねぎ(斜め切り)1/2本分
    ・五香粉小さじ1
    C
    ・甜麺醤小さじ2
    ・オイスターソース大さじ1
    ・酒大さじ1
    ● 水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ2)
    ● 太白ごま油大さじ1

    つくり方

     皮の生地をつくる。Aを合わせてボウルにふるい、Bを入れてよく混ぜる。生地がなめらかになったらラップをかけ、生地が2倍に膨らむまで温かい場所に置く。35~40℃で30~40分が目安。オーブンの発酵機能を使うのもよい。このとき、過発酵に気をつけて。

     あんをつくる。熱したフライパンにごま油を入れて豚肉を炒め、色づいたら長ねぎを入れて炒める。五香粉、Cを混ぜ合わせたものを加えてさらに炒め、最後に水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら冷ましておく。

     の生地を6等分にしを詰め、蒸したときに少し中身のあんが見えるように丸める。

    画像1: つくり方

     をそれぞれクッキングシートにのせ、せいろに入れる。蒸気の上がった鍋にセットし、強めの中火で約15分蒸す。

    画像2: つくり方

    〈料理・監修/真藤舞衣子 撮影/山川修一 取材・文/オフィスhana〉

    ※本記事は『やさしいせいろ生活』(扶桑社ムック)からの抜粋です。

    『やさしいせいろ生活』(扶桑社ムック)

    画像: おうちで本格「豚まん」のつくり方。皮もあんも手づくりで“ワンランク上”の味わいに!せいろの王道蒸し料理/料理家・真藤舞衣子さん

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    体をいたわりたいとき、おもてなしのときなど、日々の食事で心強い味方になってくれる1冊です。

    【目次】
    ● Part1 飛田和緒さん
    素材のおいしさを引き出すシンプルせいろ料理
    ・飛田和緒さんのせいろ生活
    ・野菜たっぷりせいろ蒸し
    ・焼く・煮る料理も蒸しておいしく
    ・魚介類は蒸すとやわらかく仕上がり、時短にも
    ・じっくり蒸したスープは滋味豊かな味わい
    ・同じ肉だねでつくるひき肉のごちそう2種
    ・同じ蒸し方で温と冷を楽しむ
    ● Part2 真藤舞衣子さん
    体にやさしいせいろごはん
    ・真藤舞衣子さんのせいろ生活
    ・複数蒸しで一気に仕上げるワンせいろの朝食
    ・和もアジアンテイストも 麺&ごはんのランチ
    ・ひと技ありの野菜のせいろ蒸し
    ・薬味たっぷり 豆腐と魚介類のヘルシー蒸し
    ・酸味やしょうがの力で肉メニューもあっさりと
    ● Part3 長谷川あかりさん
    ほったらかし調理でひとりごはんからおやつ・おつまみまで
    ・長谷川あかりさんのせいろ生活
    ・栄養満点ひとりごはん
    ・やさしいおやつ
    ・軽いおつまみ
    ● Part4 せいろでつくるとさらにおいしい王道蒸し料理
    ・赤飯
    ・中華おこわ
    ・茶碗蒸し など
    ●コラム
    ・せいろ蒸しの基本をおさらい
    ・蒸すとおいしい野菜と蒸し時間の目安 など


    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    料理家。発酵研究家。京都の禅寺での生活、フランスへの料理留学、都内の菓子店勤務を経て、現在は、発酵や保存食を中心に、季節の恵みを生かした料理を提案。食を通じて環境を考えた暮らし方や食育に取り組んでいる。『つくりおき発酵野菜のアレンジごはん』(主婦と生活社)など著書多数。



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