• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、おうちで手軽につくれる和菓子「黒糖まんじゅう」のお話。あんことクリームチーズがとろけるようなおいしさです。

    フライパンで蒸すからかんたん!
    おうちでつくる和菓子「黒糖まんじゅう」

    画像: ころんとかわいらしい、手づくりまんじゅう

    ころんとかわいらしい、手づくりまんじゅう

    家で和菓子をつくるのはちょっとした特別感があります。

    ちょっと難しいように感じますが、生地の泡立てやオーブンも不要なので、慣れてしまえば洋菓子より気軽につくれます。

    今回は生地に黒糖を使い、あんの中にはクリームチーズを入れましたが、意外にもそれぞれの味がとても良くマッチします。

    画像: 中には、あんことクリームチーズがたっぷり!

    中には、あんことクリームチーズがたっぷり!

    難関はあんをまんじゅうの生地で包む作業です。少々コツが必要ですが、生地がべたつくようだったら、少し手を水でぬらすと解決します。

    生地は直径8cmくらいの円形に伸ばし、真ん中にあんを乗せて包み込みます。このとき、全体をきれいに包み込まなくても大丈夫です。最後に閉じ、口を下にしてクッキングペーパーにおきましょう。

    蒸しあがると表面はきれいに見えるので安心してください。生地の間からあんが出ているのも、あんがたっぷり入っているようでおいしそうです。

    画像: 閉じた側を下にして蒸せば、見た目もきれいに

    閉じた側を下にして蒸せば、見た目もきれいに

    蒸し器がなくても、フライパンに2cmほどの水を入れて、その上にザルなどをおいて代用できます。ザルがお湯に浸らないように、アルミホイルを丸めたり小皿を置いたりして高さを調節してみてください。

    蒸し上がりはあつあつで、あんとチーズがとろけるようなおいしさです。冷えて時間が経つと、生地がかたくなるので、食べる前にラップで包んでレンジで20秒ほど加熱するとやわらかくなります。

    冷凍も可能なので、ひとつずつラップで包んで保存してください。レシピは小さなサイズ6個分ですが、仕上がりの個数を3個にして、大きめにつくるのも食べごたえがあっておすすめです。

    「黒糖まんじゅう」のつくり方

    画像: 「黒糖まんじゅう」のつくり方

    材料(6個分)

    ● 黒糖30g
    ● ベーキングパウダー小さじ1/4
    ● 水大さじ1
    ● 薄力粉50g
    ● こしあん90g
    ● クリームチーズ30g
    画像: 材料(6個分)

    つくり方

     黒糖、ベーキングパウダー、水をボウルに入れてよく混ぜ、薄力粉を振るいながら加えて、全体をひとかたまりになるまでヘラで混ぜる。

    画像1: つくり方

     生地をラップに包んで冷蔵庫で30分ほどおく。

    画像2: つくり方

     あんとクリームチーズを6等分してそれぞれを丸め、クリームチーズをあんで包んで丸める。

    画像1: フライパンでとろけるおいしさ「黒糖まんじゅう」のつくり方。あんことクリームチーズの“かんたん和菓子”が絶品!|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: フライパンでとろけるおいしさ「黒糖まんじゅう」のつくり方。あんことクリームチーズの“かんたん和菓子”が絶品!|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     生地を6等分してを包み込み、クッキングペーパーの上に乗せる。

    画像3: つくり方

     フライパンに水を2cmほど入れて、上にザルをおいて中火で沸騰させておく。

    画像4: つくり方

     クッキングペーパーに乗せたまんじゅうを並べ、ふたをして10分加熱してできあがり。

    画像5: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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