• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、甘辛い味つけがたまらない「バター焼き餅」のお話。ぜひ試していただきたい一品です。

    朝ごはんにもおすすめ!
    切り餅を使った「かんたんおやつ」

    お正月が近づくと食卓にお餅が登場する機会も増えますね。最近は便利な切り餅が主流ですが、今年のお正月用に買った「切り餅」がまだ余っていたりしませんか?

    そこで、小腹を満たすおやつや夜食を使ってみるのはいかがでしょうか? 腹持ちが良いので、パンの代わりに朝ごはんにもおすすめです。

    画像: バターと焼肉のたれで止まらないおいしさ

    バターと焼肉のたれで止まらないおいしさ

    お餅は餅網やトースターがなくても、フライパンさえあれば簡単に焼けます。テフロン加工のフライパンは直接お餅を並べて焼けますが、それ以外の場合は、薄く油を引くクッキングペーパーを使うと良いでしょう。

    画像: テフロン加工以外のフライパンを使うときは、クッキングペーパーを敷いてくださいね

    テフロン加工以外のフライパンを使うときは、クッキングペーパーを敷いてくださいね

    焼き時間は「中火で片面5分ずつ」が基本ですが、しっかり焼き色を付けたいときは、少し長めに焼いてください。

    しょうゆとのりでいただく「磯辺焼き」は定番ですが、今回はしっかりした味つけが大人にも子どもにも人気の、焼き肉のたれとバターで味付けをしてみました。

    焼肉のたれとバターは相性がよく、さらにブラックペッパーで味を引き締めれば、思わず手が止まらなくなるおいしさです。

    画像: バターと焼肉のたれを餅にからめたら、最後はブラックペッパーで仕上げを

    バターと焼肉のたれを餅にからめたら、最後はブラックペッパーで仕上げを

    焼肉のたれは焦げ付きやすいので、フライパンに加えたら火を切り、余熱で餅にからめてください。

    ブラックペッパーの代わりに七味唐辛子をかけたり、焼きのりを巻いたりアレンジもできます。

    お正月だけじゃなく、ふだんの食卓にも使えるお餅ライフをぜひ楽しんでください。

    「バター焼き餅」のつくり方

    画像: 「バター焼き餅」のつくり方

    材料(2個分)

    ● 切り餅2個
    ● バター小さじ2
    ● 焼肉のたれ大さじ1
    ● 黒こしょう適量
    画像: 材料(2個分)

    つくり方

     フライパンに餅を並べ中火で5分焼く。

    画像: つくり方

     少し焼き色がついたら反対に返して同じく5分焼く。

     好みの焼き加減になったらバターを加えて絡め、焼肉のタレを回しかけたら火を切り余熱で餅にタレをからめる。

    画像1: 切り餅があまったら。フライパンでかんたん「バター焼き餅」のつくり方。くせになる‟バター&焼肉のタレ”のしっかり味付けが絶妙|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: 切り餅があまったら。フライパンでかんたん「バター焼き餅」のつくり方。くせになる‟バター&焼肉のタレ”のしっかり味付けが絶妙|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     皿にとり、お好みでブラックペッパーをかける。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

    ● Instagram:@cafe.rietta
    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

    * * *

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.