本をこよなく愛する本屋店主5名の、心に響いた一冊をご紹介。店主のまっすぐな言葉で本の魅力をお届けします。紹介してくれるのは、手仕事と本の世界を静かにつなぐロバの本屋店主・いのまたせいこさん。いのまたさんの心に響いた“この一冊”、今回は『ゴーグル』です。
いのまたさんが選ぶ“この一冊”
『ゴーグル』
心地よい読書体験が味わえる本を教えてくれた、いのまたさん。今回おすすめしてくれたのは、豊田徹也著『ゴーグル』です。

『ゴーグル』(豊田徹也著 講談社)
豊田徹也はここ最近のお気に入りの漫画家。静かにグッとくる漫画を描く人だと思う。
言葉では何も語らないけれど、絵と情景と間で登場人物たちの気持ちが伝わってくる。とくに子どもの気持ちを描かせたらピカイチだと思う。
6つの短編をまとめた本なのだけれど、表題作『ゴーグル』と『海を見に行く』は10歳くらいの心を閉ざした女の子が主人公で、読んでいくと心を鷲掴みにされる。
この子のその後がすごく気になる。
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天然生活2025年12月号では、「本屋店主の心に響いた、この一冊」を紹介しています。ロバの本屋・いのまたせいこさんをはじめ、魅力的なお店を営む5名に、歩みを照らしてくれた本を教えていただきました。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈文/いのまたせいこ〉
いのまた・せいこ
東京で8年間「ROBA ROBA cafe」を営んだのち、山口県に移住。2012年、山間の集落にて元牛舎を改装し、カフェ併設の「ロバの本屋」を開店。店内には、紙ものや生活雑貨、毛糸なども選りすぐられ、展示や編み会も定期的に開催。紙の感触や経年変化を大切にしつつ、手仕事と本の世界を静かにつなぐ場を育む。
HP:https://www.roba-books.com/
インスタグラム:@roba_no_honya






