• 世界の台所探検家・岡根谷実里さんが出合った各地の台所の風景を紹介します。ブルガリアで訪ねたコンパクトな集合住宅にはガスコンロがなく、ベランダにコンロを出して上手にスペースを活用していたそう。熱が部屋にこもらず、収納スペースもとれて効率的な「第二の台所」です。
    (『天然生活』2021年9月号掲載)

    家じゅうにはみ出す台所(ブルガリア)

    画像: 台所につながるベランダにガスコンロがあったブルガリアのお宅。別の家では電気オーブンの上にコンロがついた調理家電を使い、空間と熱を効率的に使っていたそう

    台所につながるベランダにガスコンロがあったブルガリアのお宅。別の家では電気オーブンの上にコンロがついた調理家電を使い、空間と熱を効率的に使っていたそう

    ウクライナやブルガリアなどの旧社会主義国の都市部はコンパクトな集合住宅が多く、台所も手狭。そのため独自の「拡張」を施した台所が目立っていたといいます。

    「ブルガリアで訪ねた集合住宅の台所はガスコンロがありませんでした。なんと幅1mほどのベランダにコンロを出して台所を広く使えるようにしていたんです。

    驚いたけれど、熱が部屋にこもらないという利点があるほか、コンロの下や背面は無駄なく収納スペースにされ、実に機能的な第二の台所でした」(岡根谷さん)


    〈撮影/岡根谷実里 取材・文/熊坂麻美〉

    画像: 家じゅうにはみ出す台所(ブルガリア)

    岡根谷実里(おかねや・みさと)
    1989年生まれ。東京大学で土木工学を学び国際協力を志すなかで「人を笑顔にする料理の力」を知り、現在の道に。世界中の家庭を訪れて一緒に料理をし、そこから見えた暮らしや社会の様子を発信している。全国の小中高校への出張授業も精力的に行う。近著に「世界のお弁当とソトごはん」(三才ブックス)、「世界ひと皿紀行 料理が映す24の物語」(山と溪谷社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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