人生に迷ったとき、一歩を踏み出せないとき、頼りにしている言葉はありますか? 呪文のように唱えれば、うまくいくような気がする、そんな言葉を文筆家の大平一枝さんに教えてもらいました。今回は、どんな悲しみの日にも勇気をくれる言葉を紹介します。
(『天然生活』2025年1月号掲載)
(『天然生活』2025年1月号掲載)

迷ったときに道を照らす、“生き方の言葉”
何気ない声が、誰かを支えることがある
自分が何気なく上げた声で、知らないだれかが救われることは絶対ある。
『虎に翼』脚本家 吉田恵里香さんインタビューより
「夢中になって観ていた『虎に翼』の脚本家の方の言葉に刺激をもらいました。自分の仕事にも通じ、がんばっていこうと力がわいてきたのです。また、仕事だけでなく生き方においても大事な言葉だと思います」
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不条理に屈さず、自分の態度を選ぶ自由
人は運命に翻弄されるだけの存在ではなくて、不条理を引き受け、
運命に対してどんな態度をとるか決める精神の自由があるのだ
河原理子著『フランクル「夜と霧」への旅』(朝日新聞出版)
「悲劇や理不尽を嘆くのは無意味だと気づけた大切な言葉です。そこから自分がどう生きるかを決めることこそが大切なのだ!と、前向きな気持ちに。悲しみや苦しみに向き合っている人にぜひこの言葉を届けたい」
<イラスト/平野瑞恵 取材・文/鈴木麻子>

大平一枝(おおだいら・かずえ)
市井の生活者を独自の目線で描くルポや、失われたくない物事をテーマにしたエッセイ多数。朝日新聞デジタル版で連載中の『東京の台所』は連載12年目に。近著に『こんなふうに、暮らしと人を書いてきた』(平凡社)。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




