• 家庭や職場で、不機嫌になったり怒りっぽくなったりしていませんか? 深呼吸で怒りを鎮める方法もありますが、そもそも怒りを感じなくなれば、生きるのがもっと楽に。臨床心理士の中島美鈴さんに、イライラと上手に付き合う方法を教えていただきました。
    (『天然生活』2025年2月号掲載)

    考え方を変えてイライラを回避しよう

    画像: 考え方を変えてイライラを回避しよう

    パートナーや子どもの言動にイライラする、親の何気ないひと言にカチンとくる、友人や同僚との会話にいら立つ……。

    毎日を過ごすなかで、ついイライラしてしまうこと、怒ってしまうことはありませんか? やめたいと思っているのに感情を抑えられない、そんな人も少なくないはずです。

    「不機嫌でいることで得なことなど何ひとつありません」と話すのは、臨床心理士の中島美鈴さん。

    「イライラしていると家事や仕事がはかどらず、余暇も楽しめません。夜にぐっすり眠れないことさえ出てくるでしょう。要するに、生活のすべてがイライラに乗っ取られてしまうのです」では、イライラを減らすにはどうすればいいのでしょう。

    深呼吸をして怒りを鎮めるといった方法もありますが、それより「そもそも怒りを発生させないための考え方、工夫を身につけることが大事」と中島さんはいいます。

    「たとえば自分のイライラの引き金を把握して避けるようにしたり、イライラを引き起こす考え方の癖を知って、マインドを変えてみる。そうすれば、かなり楽に生きられるようになるはずです」

    イライラするということは、心が健全な証拠

    もうひとつ頭に入れておきたいのは、イライラの別の側面です。

    「本当に心が弱っていると、イライラすることすらできません。イライラは『相手との関係が不平等』『自分の意思に反する』と教えてくれるサインで、心が健全だからできることでもあるのです。

    それにふたをするのではなく、原因を分析する。そしてため込まず、適切な相手に、適切な方法で返していくことが重要だと思います」

    大事なのは、まず自分自身や自分の怒りを客観的に見つめること。イライラと上手につきあいながら、できるだけ機嫌よく毎日を過ごすための方法をみていきましょう。

    イライラと上手につきあう3カ条

    ● 自分の心にふたをしない

    ● イライラの正しい原因を見つける

    ● イライラをため込まない

    * * *


    〈監修/中島美鈴 取材・文/嶌陽子 イラスト/しまむらひかり〉

    中島美鈴(なかしま・みすず)
    臨床心理士。公認心理師。心理学博士(九州大学)。中島心理相談所所長。専門は認知行動療法。カウンセリング現場での臨床経験23年。テレビ出演や新聞でのコラム連載など、多方面で活躍中。著書に『脱イライラ習慣! あなたの怒り取扱説明書』(すばる舎)、『「人の期待」に縛られないレッスン』(NHK出版)など多数。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.