• 朝と夕とをつなぐ、お楽しみの小休止。はたらく現場の憩いの時間におじゃましました。今回は、ふるさと体験木曽おもちゃ美術館のお弁当時間をお届けします。
    (『天然生活』2024年4月号)

    ふるさと体験木曽おもちゃ美術館
    それぞれの持ち場から想いを伝え合う時間に

    長野県の南、木曽郡木曽町に2022年にオープンした「ふるさと体験木曽おもちゃ美術館」

    廃校となった築90余年の木造校舎を生かしてつくられた、体験型の美術館です。

    個性豊かな木製おもちゃとの出合いのほか、地域の伝統食「すんき」漬け(乳酸菌発酵させた赤かぶの葉の漬物)やそば打ち、地域の木材を使った木工体験も可能。

    オープン直後から幅広い来場者でにぎわっています。

    画像: この日のお昼は、館内の「たいけんのやかた」で。「夏には近くにある川のそばに椅子を出して、涼みながら食べることも。とても気持ちがいいですよ」(今井さん)

    この日のお昼は、館内の「たいけんのやかた」で。「夏には近くにある川のそばに椅子を出して、涼みながら食べることも。とても気持ちがいいですよ」(今井さん)

    旧小学校の校舎を丸ごと使った施設内には、ボランティアのおもちゃ学芸員も含めて毎日20名近くのスタッフが勤務。

    来場者におもちゃの遊び方を伝えたり、食や木工体験のナビゲーターを務めたりと、担う役割もさまざまです。

    11時ごろから交替でとるお昼時間は、タイミングの合ったメンバーが自然と集まり、お弁当を広げます。

    この日も館長の竹脇さん、受付の小林さん、おもちゃ部の今井さん、体験担当の塩澤さんに田原さんと、多様な面々が集いました。

    「ここはもともと、理科準備室だったんだよ」と話す田原さんは、この小学校の卒業生なのだそう。

    そんな言葉を聞いて周囲を見回すと、艶やかな木の床や壁が、重ねてきた長い時間を物語ってくれるようです。

    画像1: ふるさと体験木曽おもちゃ美術館 それぞれの持ち場から想いを伝え合う時間に

    木工体験だけでなく、屋根の修繕など施設管理にも大活躍という田原さん。

    特大おにぎりは、「お客さまが落ち着いたタイミングでパッと食べられるから、いつの間にかこれが定番になった」そう。

    画像: 地元産のそば粉を計量

    地元産のそば粉を計量

    そば打ち体験の準備のため、地元産のそば粉と地粉の計量を。

    「明日は、木曽の伝統食『とうじそば』のそば打ちです。スムーズに体験をしていただくためには、事前の準備が何より大切です」

    画像2: ふるさと体験木曽おもちゃ美術館 それぞれの持ち場から想いを伝え合う時間に

    長年、すんき漬け体験を担当している塩澤さん。

    「すんきの一番好きな部分です」と見せてくれたのは、実と茎の境目の部分。「実はここに、最も多くの乳酸菌が含まれているんですよ」

    画像: 「りんご」をお片づけ

    「りんご」をお片づけ

    木曽や長野県内の産品をイメージした「きそ ごっこファーム」で片づけと清掃を。

    「これはりんごの収穫を模したもの。木工作家のアイデアに驚かされる素敵なおもちゃばかりです」(今井さん)

    画像3: ふるさと体験木曽おもちゃ美術館 それぞれの持ち場から想いを伝え合う時間に

    おもちゃ学芸員仲間からの差し入れは、たくわん漬けとビーツで色づけした白かぶの甘酢漬け、大根の粕漬けも。

    「お昼もお茶の時間も、木曽の食卓に漬物は欠かせませんね」(塩澤さん)

    画像: 挑戦を待っています

    挑戦を待っています

    地域の木材を生かした体験が田原さんの担当。

    この日は一番人気の「キーホルダーづくり」の準備中。

    「小さな子も、やすりをかけるなど、できることがある。みんな夢中で挑戦してくれます」



    <撮影/佐々木健太 構成・文/玉木美企子>

    ふるさと体験木曽おもちゃ美術館(ふるさとたいけんきそおもちゃびじゅつかん) 
    2022年、東京おもちゃ美術館の姉妹館として長野県木曽町にオープン。木製おもちゃあそび、木工体験などが楽しめる。おもちゃ学芸員の養成講座も。
    https://kiso-toymuseum.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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