『別冊天然生活 やさしいせいろ生活』重版記念ライブより
「せいろの正しい使い方」をご紹介します
『別冊天然生活 やさしいせいろ生活』の重版を記念して、キッチンパラダイスの田中文さんをお招きして、インスタライブを開催しました。ライブでは、視聴者の方々からの質問にお答えする形で、田中さんに「せいろの使い方」を教えていただきました。この記事では、その模様を詳しくお届けします。

司会:『天然生活』編集長・八幡眞梨子
『別冊天然生活 やさしいせいろ生活』の編集を担当。

教えてくれた人:「キッチンパラダイス」店主・田中 文さん
23年ほど前からせいろを販売し、日々研究を重ねている「せいろ博士」

『別冊天然生活 やさしいせいろ生活』
amzn.to* * *
▼前回のお話はこちら
質問① 使い始めの「空蒸し」とは?
八幡 「空蒸しについて教えて欲しい」という質問が届いています。
田中さん 新品のせいろは、木のあくを抜くためにたっぷりのお湯で空蒸してから使います。
まずお湯を沸かします。そして、せいろを上下セットにして水に濡らし、5~10分ほど蒸します。ひのきのせいろは大丈夫ですが、そのほかの、やわらかい素材のものは水に濡らしすぎないように注意してください。
最初に空蒸しするときは、強火はやめた方がいいです。木がゆがむ可能性があるので。中火くらいで蒸すようにしてください。メーカーによっても異なるので、もし説明書があれば読んだ方がいいかもしれないですね。

せいろは毎回、軽く水につけてから使うように
田中さん そして、せいろは毎回、水に軽くつけてから使います。
八幡 毎回つける理由は何ですか?
田中さん つける理由はふたつあるんですね。木は収縮するので、使ったときにひびが入ったり、ゆがみが来たりするので、蒸す前に水で濡らしとくっていうのがひとつ。
ふたつめは、水で濡らすと、にんにくやお肉のにおいなどが、染み込みにくいんですよね。いわゆる、顔に化粧水を塗るように、汚れのカバーになるんですよ。
だからこのふたつの理由で、毎回水にチャポンとつけた方がいいですよということになってます。
八幡 分かりやすい説明をありがとうございます。
質問② 使用前は、ふたも水につけた方がいいの?
八幡 続いて、「ひのきのせいろを使っているのですが、使用前に、ふたも水に漬けた方がよいですか?」という質問です。
田中さん はい、ふたも水につけてください。ひのきだったら10分くらい付けていただいても大丈夫です。杉と竹はゆがみやすいので5分もつけないでください。
安価な素材の方が耐久性が低いので「濡れる&乾く」を繰り返すと、ゆがみやすくなるんですよ。また大きいものより、小さい方がゆがみやすいです。

せいろがゆがむと、このようにまわりがはがれてしまうことも。(でも、これくらいならタッカーで留めて問題なく使えるそう)
〈撮影/山川修一 イラスト/はまだなぎさ〉
田中文(たなか・あや)
福岡県出身。「キッチンパラダイス」オーナー。台所道具アドバイザーとして、また食の大切さの伝え手として、講演、各種メディアで活躍。ブログ『AYAの台所道具』が大人気。「せいろ」への造詣も深い。
キッチンパラダイス:https://www.kitchenparadise.com/
インスタグラム:@kitchenparadise_2
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これ一冊あれば、人気のせいろの魅力と料理を堪能できる!
天然生活で人気料理家、飛田和緒さん、真藤舞衣子さん、長谷川あかりさんの3名に、せいろのある暮らしと、せいろを使ったやさしいレシピを紹介します。
本書では、レシピだけではなく、真藤舞衣子さんが、愛用のせいろ職人の工房を訪ねて、せいろの魅力を紹介。
台所料理専門店・キッチンパラダイスの、田中文さんは、せいろの基本的な使い方、種類など、専門的な知識を教えていただきます。
さまざまな角度からせいろの魅力を伝える一冊になっています。







