ニットとシャツを重ねるときの
襟元と袖口のバランス
今シーズン、この連載でもおすすめすることの多い、ニットとシャツのレイヤード。
重ねたときのニットとシャツのバランスについて、コーディネートサービスのお客さまからよくいただくのが、襟元と袖口に関する質問です。
まずは、襟について。
クルーネックのニットに襟のあるシャツを重ねた時、そのシャツの襟は、出すべきなのか、それとも出さないのか。
襟の大きさや、好みによっても変わるので、一概には言えないのですが、全体のバランスという視点から考えてみます。
しっかり着丈のある、面積の広いニットの場合は、襟を出す。
ベーシックな丈感で、面積が広くないニットの場合は、襟を出さない。
そんなふうに、ニットのボリュームに合わせて考える、という基本を持っておくと迷いにくいかもしれません。

左)グレーのニット 16,940円/ミズイロインド(マーコート)
下に着た白シャツ 13,970円/ミズイロインド(マーコート)
右)白のニット(ストール付き) 20,900円/ロワズィール
下に着たデニムシャツ 30,800円/レキップ
続いて、袖口について。
ニットの下からシャツの袖口を出すのか、出さないのか。
出すとしたら、どれくらい出せばいいのか。
全身のバランスや、ニット・シャツそれぞれの袖口のデザインにもよりますが、私がおすすめしているのは、袖口のボタンを留めたまま、カフス部分を半分に折り、ニットの袖口に被せる方法です。

こうすると、袖口からシャツがさりげなく覗き、程よいアクセントになります。
また、ゆったりとした袖丈の長いニットも、シャツがストッパーの役割をしてくれるので、すっきり着こなしやすくなります。
ニットとシャツを一緒にたくし上げやすくなるのも、うれしいポイントです。

グレーのカーディガン 66,000円/ロワズィール
下に着たデニムシャツ 30,800円/レキップ
パンツ 参考商品 プレインピープル
袖口については、アウターを着たときのお悩みもよく耳にします。
ビッグサイズのアウターを着たとき、袖口をたくし上げたほうがバランスが取りやすいことは多いですよね。
でも、寒い。
とはいえ、バランスも大事。
そんな時は、ロンググローブをプラスしてみてください。
指の出るタイプなら、つけたままでも気になりません。
もちろん、室内でははずしてしまってもいいですよね。

左から
チャコール 12,980円/ウィリアム ブラントン(セムインターナショナル)
ミント 11,880円/ウィリアム ブラントン(セムインターナショナル)
そのほか、スタイリスト私物

グレーのカーディガン 66,000円/ロワズィール
下に着たデニムシャツ 30,800円/レキップ
そのほか、スタイリスト私物
次回は、「ボトムスのバランス」について取り上げます。
おしゃれのABC◇ 1月「冬の着こなしQ&A」
【問い合わせ先】
◆セムインターナショナル
https://www.sehminternational.jp
◆ミズイロインド(マーコート)
https://marcourt.jp/c/mizuiroind
◆レキップ
https://lequipe.jp/
◆ロワズィール
https://store.bigi.co.jp/shop/loisir
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>

植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院卒業。アシスタント経験後、スタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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