アウターとリュックの関係
今年、読者アンケートやコーディネートサービスで、いつもより多くいただいたのが、リュックを背負えるコートが欲しいというリクエストでした。
仕事でPCを持ち運ぶ必要があったり、体のバランスを考えてだったり、理由はさまざまだと思いますが、どの季節でも、リュックが必須の人は必須。
リュックに代わるバッグはなく、ライフスタイルに合っているそのスタイルを、無理に変える必要はないと感じています。
アームホールがゆったりしたオーバーサイズのコートが主流の、いまのアウター事情。
このタイプのアウターだと、リュックは合わせられないと思われがちですが、実はそんなことはないんです。
まずは、アウターの選び方から。
気をつけるべきポイントは2つです。
1. ショルダーに引っ張られて着丈が少し短く見えるので、ハーフ丈以上のものを。
2. リュックのショルダーでくしゃっとなっても様になる、柔らかい素材のものを。
そして、ウエストにベルトがあるとリュックと喧嘩してしまうので、ベルト付きのタイプは避けるのが賢明です。
今回は、たっぷりボリュームのある、柔らかいモッサ素材のコートで試してみます。
まずは、普通に着るとこんな感じです。

シャツ 14,960円/ミズイロインド(マーコート)
パンツ 16,500円/コンジェ ペイエ アデュー トリステス
そのほか、スタイリスト、スタッフ私物
リュックを背負ってみます。
コートのアームホールに合わせて、ショルダーの長さを調整をしてコートを整えます。
こんな感じになりました。


そう、意外と違和感なく背負えてしまうのです。
より素敵になるために、注意してほしいのが、ショルダーの長さを変えたとき、左右のバランスを整えること。
後ろ姿でリュックが傾いていると、それだけで素敵さが台無しになってしまいます。
左右の肩の高さは違うことがあるので、ショルダーの長さが両方同じとは限りません。
誰かにチェックしてもらったり、合わせ鏡で確認したりしながら、
リュックがまっすぐ背中に収まるよう、最後に整えることを忘れずに。

次回もお楽しみに!
【問い合わせ先】
◆コンジェペイエ アデュートリステス
https://store.bigi.co.jp/shop/adieutristesse
◆ミズイロインド(マーコート)
https://marcourt.jp/c/mizuiroind
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>

植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院卒業。アシスタント経験後、スタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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