• 50歳を過ぎ、食べるものの好みが変わってきたと話すのは、日本料理の名店「賛否両論」店主の笠原将弘さん。イタリアンやフレンチ、がっつり肉料理も好きだけれど、旬の食材をシンプルにいただく「おそうざい」は最高のぜいたくだと気づいたのだそう。今回は、おそうざいを上手に取り入れて毎日の食事を楽しむ笠原さんに、副菜の定番「ほうれんそうのおひたし」のつくり方を教わります。

    副菜の定番
    ほうれんそうのおひたしのつくり方

    おひたしは簡単そうにみえて奥が深い。ゆでる前に水にさらしたり、しょうゆ洗いをするひと手間でおいしさが何倍にもなって返ってくる。

    シンプルな料理こそ、ていねいに。

    画像: 副菜の定番 ほうれんそうのおひたしのつくり方

    材料(2人分)

    ● ほうれんそう1束
    ● しょうゆ小さじ2
    A
    ・だし汁(下記参照)1カップ
    ・薄口しょうゆ、みりん各大さじ1と1/2
    ・かつお節適量

    手軽にとれる「1.5番だし」のとり方
    鍋に水5カップ、昆布10cm、かつお節20gを入れて中火にかけ、じっくりと沸かす。沸いたら弱火にして5分ほど煮る。ペーパータオルを敷いたざるで漉し、最後にお玉で押す。

    つくり方

     鍋にAを入れて火にかけ、ひと煮立ちさせて冷ましておく。

     ほうれんそうはよく洗って根元に十字に切り目を入れ、水に10分ほどつけておく。

    memo
    水につけてシャキッとさせる。根元に切り目を入れると水を吸いやすい。

    画像1: つくり方

     鍋にたっぷりの湯を沸かし、ほうれんそうを根元から入れて30秒ほどゆでる。氷水にとって粗熱をとる。

    memo
    先に固い根元を入れ、ひと呼吸おいて葉を沈める。

    画像2: つくり方

     の水けを絞ってしょうゆをまぶし、もう一度絞る(しょうゆ洗い)。バットにとともに入れて30分以上漬ける。軽く絞ってから食べやすく切って器に盛り、かつお節をふる。

    memo
    「しょうゆ洗い」をしておくと、水っぽくならず、味もぼやけない。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

    〈覚え書き〉
    青菜は、小松菜、春菊、水菜など好みのもので。いずれの場合もゆで過ぎると食感が失われるので、根元を触ってくたっとしたら湯から引き上げる。

    〈撮影/竹内章雄 スタイリング/遠藤文香〉

    ※本記事は『笠原将弘のまた食べたくなるおそうざい』(マガジンハウス)からの抜粋です。

    『笠原将弘のまた食べたくなるおそうざい』(笠原将弘・著/マガジンハウス・刊)

    画像: 副菜の定番「ほうれん草のおひたし」のつくり方。ほんのひと手間で“何倍もおいしくなる”ゆで方や味つけのコツ/笠原将弘さんのまた食べたくなるおそうざい

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    【目次】
    定番のおそうざい
    ・これが最終形 鶏のから揚げ
    ・冷めてもおいしい 筑前煮
    ・お肉屋さんのなつかし味 昭和のコロッケ
    ・基本をおさえた ポテトサラダ など
    肉のおそうざい
    ・王道が最高 鶏の照り焼き
    ・うまみが熟成 豚のみそ漬け焼き
    ・玉ねぎの力で ふわふわ鶏つくね
    ・絶対失敗しない 和風ローストビーフ など
    魚のおそうざい
    ・煮くずれなし さばのみそ煮
    ・必ず大成功する いわしの梅煮
    ・覚えておきたい保存食 あじの南蛮漬け
    ・しっとりやわらか さわらのみぞれ煮 など
    野菜のおそうざい
    ・おいしさが桁違い いんげんのごまあえ
    ・じゅわっと至福の味 なすの田舎煮
    ・家で作ると格別 里芋の煮っころがし
    ・大成功する 野菜のかき揚げ など
    常備菜
    ・乾物は炒めて煮る 切り干し大根煮
    ・2種の乾物で しいたけ昆布
    ・ほんのり甘めがいい 高野豆腐のうま煮
    ・10分で完成 自家製なめたけ など
    コラム
    ・1.5番だしのとり方
    ・献立に合う汁物


    笠原将弘(かさはら・まさひろ)

    画像5: つくり方

    東京・恵比寿にある日本料理店『賛否両論』店主。新宿の有名日本料理店で修業した後、実家の焼き鳥店『とり将』を継ぎ、2004年に『賛否両論』をオープン。確かな調理技術と卓越した料理センスから生まれる独創的な和食が評判を呼び、瞬く間に予約のとれない人気店に。2013年には名古屋店もオープン。雑誌やテレビ、全国のイベントなど多方面で幅広く活躍し、和食の魅力を伝えている。プロのコツを楽しく解説するYouTube(チャンネル登録者は127万人/2026年2月現在)や家庭でつくりやすいレシピが満載の著書も大好評。ビールとサウナ、家族をこよなく愛している。
    YouTube:【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道



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