うらやましすぎる。おばあちゃんの“めちゃくちゃおいしい”手づくり梅干し
東京でも雪が降った日。お仕事で「さいたまマラソン」の3キロコースに出場予定だったので、私は朝5時起きで用意をしていました。

雪予報は前日から出ていたものの、雪国出身の私からすると「大袈裟ね。関東で降ると言いましても、パラっと舞うくらいに違いないね。」と予報を鼻で笑う始末。
マラソンに関してはご心配なく。数日前に1回練習をして感覚はつかんでいます。え、1回だけ? おいおい、1回やったくらいで生意気だぞと思いましたね?
実はこう見えて私、フルマラソンを4回走ったことがあります。1回はタイムが遅すぎて足切りでバスに乗せられましたが、今は忘れて下さい。3キロくらいはいける。1回くらいやっとけば大丈夫。やっぱり生意気。
ベランダから外をのぞくと真っ暗の中、雪らしきものは見えましたが、これはイケるパターンです。やるぞ! なんて思っていた矢先、マネージャーさんから連絡が。
「マラソン中止となりました。」
えええ!! 明るくなってきた外を見ると、暗くて見えなかっただけでめちゃくちゃ雪が降っているではありませんか。しかも積もっている。実家の福島でよく見ていた風景。わぁ懐かしい。いやいや、懐かしがっている場合じゃない。
と、まぁ、てんてこ舞いの1日だったのですが、外には雪遊びの子どもたちが溢れていて、その幸福感溢れる景色に、昔どこかで見た雲の上で戯れるキューピッドの絵を思い出しました。
数日後、福島でのお仕事があったので「福島はもっと雪積もっているのかな?」と、新幹線から見る雪景色を楽しみにしていたのですが、あの日ほどの景色に出会うことがなくて、なんだが不思議な気持ちになりました。
そうそう、先日手に入れたコジコジのお弁当箱でお弁当もつくりました。夕飯の余りものを詰め込んで、あとはピーマンを焼いただけなんですが、コジコジのおかげで、いつもよりかわいく見えるような気がします。

しかも、梅干しはマネージャーさんのおばあちゃんの手づくりでして。少し甘めで、めちゃくちゃ美味しかったです。なんならこの梅干しを食べたくてお弁当をつくったようなものです。
マネージャーさんは20代で若いんですが、東京出身でおばあちゃんも一緒に住んでいるという話を聞きまして。私が、「うらやましい!」と騒ぎ、しかも、らっきょとか梅干しも漬けていると聞いて、「さらに羨ましい!」と騒ぎまして。「それをちょうだい!」と、しつこく騒いでゲットした梅干しです。
身内でもないのに、おばあちゃんの出現に心が沸き立っております。雪にはしゃぐ子どもように、マネージャーさんの家めがけて走り出したい気持ちを、必死で抑えている私です。


白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。





