(別冊天然生活『エコでやさしい暮らし2』より)
家庭でできる食品ロス「冷蔵庫編」
1.賞味期限と消費期限の違いを知る

左)消費期限:期限を過ぎたら食べない方がよい、右)賞味期限:おいしく食べられる期限
食材をむだにするパターンで多いのが、賞味期限切れで処分してしまうケースです。ただし、賞味期限を過ぎたからといって、食べられないわけではありません。「消費期限は守るものですが、賞味期限は“おいしく食べられる”期限です。ただし、開封後は早く食べ切るようにしましょう」
2.冷蔵室は7割以下、冷凍室は8割以上収納。

冷蔵庫を効率的に使うには、収納量を工夫することもポイントのひとつ。「冷蔵室は庫内を冷気が循環するように7割以下の収納量がベスト。逆に、冷凍室はパンパンに詰めたほうが効率的に冷やせます」。適切な収納量で冷蔵庫の温度を保って食品を新鮮に保存すると、省エネや節約にもなります。
3.ざっくりと定位置を決める

冷蔵室の食材を使い切るには、パッと見て把握できることが一番。定位置をざっくり決めておけば、家族もわかりやすくなります。「上段には飲料や長期保存できるもの、中段は常備菜などを入れ、下段には鍋などのスペースも確保するといいですね。冷気の吹き出し口をふさがないように注意して」
4.容器の見える化で、食材を使い切る

ホウロウなどの保存容器は統一感があって素敵ですが、中身が見えないのが難点。「保存容器は、ひと目で中身がわかる透明なもののほうが、結局は使い勝手が便利。残りの量がすぐわかるのもいいですね」。保存容器は同じデザインで統一すれば、積み重ねられて、収納するときもらくちんです。
5.グルーピングで迷子食材を解消に

使うタイミングが同じものをグルーピングしておくと、出し入れが1回ですみ、収納も簡単。「忙しい朝のためにジャムやチーズなどの洋食セット、佃煮などの和食セット、お弁当セットをかごやトレイにまとめておくと、時短にもなります」。使いかけの食材もトレイにまとめておくと便利。
次回も引き続き、食品ロスを減らすコツ「冷蔵庫編」をご紹介します。
本記事は別冊天然生活『エコでやさしい暮らし2』からの抜粋です
〈撮影/中川奈美 イラスト/須山奈津希 取材・文/工藤千秋〉

島本美由紀(しまもと・みゆき)
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。身近な食材でだれでも手軽においしくつくれるレシピを提案。食品ロスや防災にも精通。『ムダなく使いきれる! 冷蔵庫収納術』(コスミック出版)など著書多数。
22人が暮らしの中で見つけたエコな工夫
松場登美さん、ナンシー八須さん、マキさん、服部麻子さん、山戸ユカさん、たいら由以子さんなど、22人の方々が暮らしの中で見つけたエコな工夫。「自分にとって気持ちがいい」を選ぶことが、エコにつながっているようです。サステナブルな道具と雑貨、水を汚さない新しい習慣についても伺いました。ワタナベマキさん「野菜を丸ごと使い切るレシピ」、島本美由紀さん「台所から減らす『食品ロス』24のヒント」、和田由貴さん「光熱費の見直し方」など、ハウツーページも満載。自分のペースでできることから「自分と地球にやさしい暮らし」を始めてみませんか?






