南の島「台湾」へ。食を愉しみながら、ハーブと出会う旅
2026年は台湾への旅で始まりました。
私の暮らす奄美大島からは、鹿児島を経由して台北へ向かいます。乗り換えの鹿児島空港では、小さな国際線カウンター前の混雑の中で飛び交う台湾華語に一気に気分が盛り上がり、いざ出発。
台湾での過ごし方といえば、調べれば調べるほど「食」の情報にたどり着くので、ハーブ(薬草)との出会いも「食」を愉しむことから始めることにしました。
2時間半の空の旅を経て、台北へ到着。初日はオープントップバスに乗って、台北の街をぐるりと巡ります。

オープントップバスに乗って台北の市内巡り
MRT西門駅を出発し、下町風情漂う龍山寺エリアを横目に見ながら、総統府、中正紀念堂といった観光地を抜けると、遠くに台北101が見え始めます。

台北101
バスから見下ろす街並みには、街路樹や街角のちょっとしたスペースの植え込みの木々が鬱蒼と茂っていたり、ときには建物を飲み込む勢いで熱帯植物が成長していたりする姿が目に飛び込んできます。

市内には緑に覆われる廃屋も
官庁街やオフィス街が広がる東区エリアで途中下車して、台北101の展望台から街を見下ろしてみました。思ったよりもずっと山が近く、道すがら公園などの緑も多く、自然豊かな印象を受けました。

台北101の展望台からの眺め
市場をのぞいてみれば、年間を通してバナナやパイナップル、ライチやマンゴーといったトロピカルフルーツが並びます。意外なことに、地場産の桃やいちごもあるといいます。
台湾は1年を通して温暖多湿ではありますが、九州と同じくらいの広さの土地に、富士山よりも高い玉山をはじめ3000m級の山々が連なり、北部は亜熱帯、南部は熱帯モンスーン気候に属し、気候も地形もとても多様な土地なのです。
植生が豊かなことも容易に想像でき、これから出会う植物にも期待が膨らみます。

シダの葉。どんな植物との出会いが待っているのだろう

ガジュマル。緑が濃い台湾の熱帯植物
〈撮影/田尾沙織 文/石丸沙織〉
石丸沙織(いしまる・さおり)
英国メディカルハーバリスト、アロマセラピスト。イギリスでハーブ医学を学んだのち、東京、香港を経て、2011年より鹿児島県奄美大島在住。地域に根差したハーバリストとして、身近なハーブを暮らしに取り入れたケアを広めている。菓子研究家・長田佳子さんとの共著に『ハーブレッスンブック』(アノニマ・スタジオ)、訳書に『フィンランド発 ヘンリエッタの実践ハーブ療法』(フレグランスジャーナル社)がある。
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メディカルハーバリストの石丸沙織さんと菓子研究家・長田佳子さんは2018年より「herb lesson」を開催してきました。ハーブのテイスティングとそのシェアリングに時間をかけ、教科書的なハーブの知識だけではなく、それらが使う人の心身にどのように響くかを大切にしています。
ハーブティー、ブレンドの考え方、ハーブバス、チンキなどのレメディ、ハーブの風味を味わうお菓子を暮らしに取り入れてみましょう。自分の感覚を大事にする、こころとからだを癒すセルフケアの方法やアイデアをご紹介します。
ハーブとの出会いを通して、新しい自分に出会える一冊です。





