とろとろ食感の、やさしい甘さのミルクゼリー

ひと口食べて、驚くのが、そのなめらかな口当たり。まるで、とろりと、口のなかに溶けていくような食感です。
このミルクゼリーのレシピを教えてくれたのは、ふわ作のパティシエ・照井昌子さん。
「あえてゆるめのミルクゼリーになるように配合を考えました。手土産などで持ち歩くときは、少しかたさがあったほうが安心ですが、自宅でつくって食べるなら、思い切りゆるめでもいい。家ならではの楽しみ方ができるかなと思ったんです」
混ぜて、冷やし固めるだけの夏デザート

失敗しやすい工程でのポイントは? との問いかけに、照井さんは一瞬悩みます。
それだけ、今回のレシピは簡単だということ。しいていえば、牛乳を加えたゼリー液を煮詰めすぎないことだと答えてくれました。
「沸騰させてしまうと、風味が落ちてしまいます。そのため、温めは、鍋の周囲に小さな泡がふつふつと見え始めた沸騰直前まで。その段階で、火からおろしてください」
気をつけることは、そのひとつだけ。あとは、混ぜて、冷やし固めるだけでおいしい夏のミルクゼリーが完成します。
やさしい甘さの黒蜜シロップで

仕上げは、手づくり黒蜜シロップ。さっぱりと、でもコクは感じるように生クリームの配合を微調整した特製ミルクゼリーに、黒蜜のやさしい甘さが加わります。
「夏は、暑さで食欲も落ちやすい季節ですよね。今回のミルクゼリーは、そんな日でも喜んでもらえるような、のど越しのいいデザートです。暑い日こそ、ぜひ、お楽しみください」
ふわ作流
「ミルクゼリー 黒蜜がけ」のつくり方

材料(1個90g程度・約5個分)
| ● ゼラチン | 5g |
| ● 冷水 | 20g |
| ● 牛乳 | 300g |
| ● 生クリーム | 100g |
| ● きび砂糖 | 40g |
| 〈黒蜜〉 | |
| ・黒糖 | 30g |
| ・上白糖 | 20g |
| ・水 | 40g |
| ・塩 | ひとつまみ |
下準備
・冷水にゼラチンを振り入れ、ふやかしておく。
・黒糖の大きい粒はつぶしておく。
つくり方
1 ミルクゼリーをつくる。小鍋に牛乳、生クリーム、きび砂糖を入れ、沸騰直前まで温める。
2 1を火からおろし、ふやかしたゼラチンを入れて、混ぜながら溶かす。

ゴムべらなどで混ぜながらしっかり溶かす
3 2をざるでこしながらボウルに移し、氷水に当てて冷やす。とろみがついたら容器に流し入れ、固まるまで冷蔵庫で冷やす。

家にあるマグカップやびんを使ってもOK
4 黒蜜をつくる。すべての材料を小鍋に入れて、中火で混ぜながら黒糖と上白糖を溶かす。
5 ふつふつとしてきたら弱火にし、とろみがつくまで3分ほど煮る。
6 5を茶こしなどでこしながらボウルに移し、氷水に当てて冷やす。容器に移したら冷蔵庫で保管する。

耐熱のミニピッチャーに移しておくのも◎
〈料理/甘堂ふわ作 スタイリング/池 亜希子 撮影/山川修一〉
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甘堂ふわ作(かんどうふわさく)

東京・三鷹台にある小さなお菓子屋さん。オーナーは照井由利子さん、パティシエは照井昌子さんの、姉妹が営むお店。昌子さんは製菓学校で学んだあと、洋菓子店やカフェの仕事を経て、独立。マルシェやイベントなどでお菓子を販売するようになり、2019年にお姉さんの由利子さんとともに「甘堂ふわ作(かんどうふわさく)」を開店。スコーンやマフィンにプリン、そして、季節のケーキなど、素朴でやさしい味わいのお菓子にじわじわとファンが増え続け、いまではたくさんの常連さんが通う地元の人気店に。
インスタグラム@kfuwasaku
●住所:東京都三鷹市井の頭2丁目7-1
●OPEN :水・木・土・日曜/12:30~20:00(お菓子がなくなり次第、終了)










