(『天然生活』2025年9月号掲載)
ささやかでも、お気に入りのある暮らしを
広瀬さんが考える、これからも続けていきたい暮らし。
それは自分なりに気に入った住まいに暮らしつづけ、月に1、2度、歌舞伎や伝統芸能を観て、味わいたいときにお気に入りの和菓子をひとつかふたつ、躊躇なく買える暮らし。
「それ以外は、多くを求めていません。歳を重ねると、自然に“欲”ってなくなっていくものだな、と実感しています。将来的には、きっといま以上に、必要なものは減っていくんじゃないかな」
広瀬裕子さんの、お金をかけずに「暮らしをまわす」2つの工夫
まわす工夫01
食べ切れる量を少量ずつ買う
容量が多いものを選ぶほど、“お得”であることはわかっているけれど、ひとり暮らしでは結局むだにしてしまうことも。
「食べたいものを、おいしく味わえるうちに食べ切ることを意識しています。最近はスーパーでも、少量パックの商品が増えているのでありがたいですね。割高でも、その方がずっと、気持ちよく過ごせます。

大好きな「とらや」の和菓子は、生菓子と日持ちする干菓子をひとつずつ

「翌日に少し味の落ちたものを口にするくらいなら、潔く生菓子はひとつで」

卵は2個入り、豆腐も食べ切りサイズを選ぶ
まわす工夫02
買取サービスを利用する
仕事柄、そして楽しみのためにも、読書は欠かせない広瀬さん。どんどん増えていく本は、かつて暮らしていた香川県三木町の「サイトウコーヒー」へ。

本は宅配で送ったり、香川で所用を済ませる際に直接手渡したり
最近手放したのは、「グローブ・トロッター」のスーツケース。「愛着はありましたが、この大きさの2輪タイプのスーツケースは、いまの私には使いこなせないと割り切りました」

「旅先で困っている自分が想像できた」ことから手放したスーツケース
* * *
日々膨らむお金の不安。でも、いまの暮らしを長く楽しみたい。そんな不安を解消し、暮らしを長く楽しむためには、まずはお金の出入りを整理して、お金と暮らしの見通しを付けることが第一歩です。
暮らしを楽しみながらできる、「節約」「貯蓄」「増やす」の「コツ」と「かたち」の最新のお金事情をから分かりやすく解説。お金は大切なことに使い、そうでない無駄遣いは極力抑える。そんなメリハリをつければ、暮らしを楽しみながら節約できて、お金も貯まります。いまは、投資でお金を増やすという選択も大切です。
そんな、
◇無理なく「貯め」て
◇一歩進んで「増やす」
までを第一歩から分かりやすく紹介。
◎近藤麻理恵さんのお金と暮らしの向き合い方
◎美濃羽まゆみさんや山下りかさんなど4人方の、暮らしを楽しみながらできる節約術
◎ワタナベマキさんの素材を使い切るレシピ
◎広瀬裕子さん、柳沢小実さんの無理なくお金を貯める習慣
◎節約オタクふゆこさんの初心者も真似できるお金の増やし方
など、たっぷりの内容をお届けします。
〈撮影/林 紘輝 取材・文/福山雅美〉
広瀬裕子(ひろせ・ゆうこ)
1995年から執筆活動を続ける。2005年よりワークショップ、イベントなどを企画・開催。2015年、香川県に拠点を置く設計事務所岡昇平に共同代表として参加。東京、葉山、鎌倉、瀬戸内での暮らしを経て、再び東京へ。60歳を新しいスタートラインととらえた、『60歳からあたらしい私』(扶桑社)も好評。
インスタグラム:@yukohirose19
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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