• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。家族4人分、4泊5日の荷物を抱え、元気があり余る子どもたちと、慣れない大人数のごはんづくりにてんてこ舞い。義母の四十九日と娘の誕生日が重なった佐賀で、家族のさびしさと温かさに触れたお盆のお話です。

    義母の四十九日で、家族そろって佐賀へ

    お盆は夫の実家がある佐賀県に行っていました。義母の四十九日がちょうどお盆のタイミングと重なり、「お義母さんが亡くなってからもうそんなにたつのか」と思ったり。まだ実感がなかったり。不思議な感覚で佐賀に向かいました。

    画像1: 義母の四十九日で、家族そろって佐賀へ

    子どもたちは、いとこのお姉ちゃんたちと遊べるのがうれしいやら、飛行機に乗れるやらで大はしゃぎ。こちとら4泊5日分の家族4人の荷物やら、飛行機の手配やら、準備段階で疲れ果てているというのに、子どもの体力はわき出る泉のごとし! 枯れることを知りません。枯れて寝てくれと思う移動中もギンギラギンの目で、飛行機を堪能していました。

    到着した翌日は「神野公園こども遊園地」に行って、子どもたちは真っ黒に日焼けするほど遊び尽くしました。2歳の息子も乗れる乗り物がたくさんあるうえに、並ばずどんどん乗れるのはストレスがなくて本当に感動。

    時間を忘れて遊び続けて、1時間で帰る予定が3時間の滞在。車に乗るやいなやコテッと寝てしまいました。私は大汗かいて顔中シミも増えたけど、そんなことはもうどうでもいいの。体力を枯らしてくれた遊園地に心の底からありがとう。

    なかなか来れないのだから、滞在中はせめてごはんくらいはつくってお手伝いしようと思いまして、昼ごはんと夕ごはんをいろいろつくりました。といっても、お総菜買ったりして、手は抜いていますが。

    画像2: 義母の四十九日で、家族そろって佐賀へ

    いやはや、これがなかなか大変。私が料理上手だったら違ったんでしょうけど。まず、だいたい8〜10人前ってどのくらいの量なのかってのがピンとこないんですよ。

    わが家の場合が、小さい子ども2人いての4人家族。その倍だと少ないよな、だとすると......なんて考えてもピンとこない。

    しかも義父は歯も悪いから硬いものは食べられない。「塩分も控えめにしなくては」と、考えると、いつも私がつくってるものが、いかに塩分過多で硬いものが多いかに気づく始末。お義父さん用につくれるレパートリーが全然ないではありませんか。

    少ないレシピのなかから、捻り倒してなんとかつくりましたが、みんな文句をいわずに食べてくれてたけど......怖くておいしいかは聞けませんでしたよ。

    いやはや、こうなると改めて、うちのばあちゃんは偉大だったんだなぁと感じました。大勢で食べられて、バランスもよく、すぐつくれるものと手間をかけておいしいものが、当たり前に並んでいましたもんね。「またこれ?」なんていって生意気だったなぁ。

    ちなみに、四十九日の翌日は娘の誕生日でした。「四十九日のために行ったんだから、お誕生日のお祝いはお家に帰ってからだよ」と娘に伝えていたんですが、親戚のみんなが、まさかのサプライズでお祝いをしてくれてありがたかったです。

    画像3: 義母の四十九日で、家族そろって佐賀へ

    ばあばも喜んでくれているといいなと思います。納骨のさびしさと家族の温かさに、泣いたり笑ったりしたお盆の思い出です。



    画像4: 義母の四十九日で、家族そろって佐賀へ

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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