(『天然生活』2025年9月号掲載)
お金を使わない小さなヒント6つ
1 物技(ブツワザ)交換をする

何かを手に入れるときはお金を出して買うとか、労働に対しては報酬(賃金)というのが一般的。でも、伊藤さんは「物と技の交換」をよく行っています。たとえば、器作家のベビーシッターをしたお礼はその人の作品で、など。そうして、やってきたものたちで暮らしは豊かになっています。
2 調味は極力シンプルに

農家直送の野菜など、元の味がおいしい食材を使うので、味つけはシンプルにして短時間で調理。ドレッシングも、塩・こしょうと酢とオリーブオイルを瓶に入れシャカシャカ振って、食べる分だけつくればOK。たれやドレッシングをあれこれ買ってストックしていないので経済的。
3 「マイ定番服」をヘビロテする

「ホームスパン」のコットンTシャツを定番と決めて、コーディネートはあれこれ迷わないようにしています。「お店に行って服を選ぶのも楽しいけれど、誘惑がいっぱいですよね? そうするとついあれこれ買ってしまいそうで……」。そういう出費を抑えるため、服は定番化に。
4 木を組み合わせて家具にする

引っ越しが多かったこともあり、棚系の大物家具は木の板を組み合わせたものを使用してきました。これなら場所や用途に合わせてカスタマイズできるし、コンパクトにして持ち運びができます。板は汎用品や安価に購入したものがほとんど。自在に変化させられる自由さが何よりうれしい。
5 買う前にSNSで募集する

何かを買うとき、ショッピングサイトをのぞくのではなく、まずはSNSでつぶやいてみるのが伊藤さん流。壁掛けの鏡、余っていませんか? イベントで綿あめ機を使いたいけれど持っている人いる? と「ゆるぼ(ゆるく募集)」。不思議なくらい「あるよ!」とメッセージが届くのだとか。
6 洗剤は一種にしぼる

洗濯も掃除も「がんこ本舗」のナチュラル洗剤「海へ…」一本で。環境に負荷がかからず、安心素材なのですすぎも最小限で済みます。掃除にはスプレーに入れた「海へ…」をシュッとひとふきするだけできれいに。「これ」と決めてしまうと探す手間もなく、ストックの場所もとりません。
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▼伊藤菜衣子さん「お金を賢く使う暮らしのヒント集」
〈撮影/林 紘輝 取材・文/鈴木麻子〉
伊藤菜衣子(いとう・さいこ)
クリエイティブディレクションや編集、ウェブ制作、コピーライティングなど、多岐に活動。「100万人のキャンドルナイト」や、坂本龍一氏のソーシャルメディアでの社会実験などにも参加。編集に『あたらしい家づくりの教科書』、共著『これからのリノベーション 断熱・気密編』(ともに新建新聞社)。
https://bouken.life/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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