• ていねいな文字で書かれたひと言からは、思いやりや誠実さが自然と伝わります。手紙やメモなど、日常のさまざまな場面で自信をもって書けるとうれしいですよね。ペン字講師カタダマチコさんに「品のある大人の美文字」のコツを教えていただきました。今回は文章を美しく見せる4つのポイントについてです。

    文章全体のバランスを整えるコツ

    文章全体を美しく見せるポイントは4つあります。

    画像: 文章全体のバランスを整えるコツ

    1つ目は、文字の中心線をそろえること。文字ごとの大きさが多少違っても、中心がそろっていれば整って見えます。

    2つ目は、横書きは行頭をきちんとそろえること。行の始まりがそろうだけで、文章全体に統一感が生まれます。

    3つ目は、行間を均等に保つこと。罫線のない便箋では、行頭付近に小さな目印をつけると間隔を取りやすくなります。

    4つ目は、単語や文節の切れ目で改行すること。不自然な位置で改行せず、文章の流れを意識して区切りましょう。

    縦書きと横書きの違いを知る

    画像: 上下の中心線を意識し、文字の幅によってできる余白を意識して、次の文字を書く

    上下の中心線を意識し、文字の幅によってできる余白を意識して、次の文字を書く

    画像: 左右の中心線を意識し、ひとつ前の文字のすき間に次の文字を入り込ませるイメージで字間を整える

    左右の中心線を意識し、ひとつ前の文字のすき間に次の文字を入り込ませるイメージで字間を整える

    縦書きも横書きも、基本は文字の中心線をそろえることが大切。縦書きでは左右の中心を、横書きでは上下の中心を意識します

    さらに字間を整えることも大切。ひとつ前の文字との位置関係を見ながら書くことで、文章全体に統一感が生まれます。

    縦書きは中心さえそろっていれば比較的まとまりやすく、自然な流れをつくることができます。

    一方、横書きには独自の難しさがあります。罫線に合わせて文字の下端をそろえたくなりますが、それでは文字ごとの大きさの違いが目立ってしまいます。大切なのは下端ではなく上下の中心をそろえること。

    さらに文字の横幅によって見える余白は変わるため、字間も機械的に等しくするのではなく、文字の形によって均等に見えるよう調整する意識を持ちましょう。

    本記事は『上品な大人のほめられ文字練習ノート』(扶桑社)からの抜粋です

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    『上品な大人のほめられ文字練習ノート』(カタダマチコ・著/扶桑社・刊)

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    「字に自信がない」「何度練習しても上達しない」そんな方でも大丈夫。きれいな文字は“コツ”を知ることでぐっと書きやすくなります。目指すのは、かわいらしい字ではなく、仕事や手紙、冠婚葬祭など、あらゆる場面で使える品のある“大人の美文字”。性別や年代を問わず、一生役立つ実用的な文字が身につきます。

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    収録内容
    ◎姿勢、ペンの持ち方、道具の選び方
    ◎基本線
    ◎カタカナ
    ◎漢字
    ◎ひらがな
    ◎数字
    ◎アルファベット
    ◎手紙・一筆箋・年賀状などの実用文例 etc.



    カタダマチコ
    ペン字講師。幼少期から神谷慎軒氏に師事。現在は独立してペン字講座などで指導を行う。神谷流をベースにした文字と、親しみやすく個性的な作風で支持を集める。InstagramをはじめとするSNSの総フォロワー数は約15万人(2026年8月現在)。本書に登場するオリジナルキャラクター「くまちこ」のイラストも人気。文部科学省後援硬筆書写技能検定1級。著書に『好かれる大人のほめられ文字LESSON』(朝日新聞出版)がある。
    インスタグラム@machiko798



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