• あわただしかった昼間の疲れをいやし、心と体をリセットする夜時間。新しい日を気持ちよく迎えるために、夜はどんな風に過ごしていますか? 今回は、美容家・吉川千明さんの、明日が整う「夜の時間割」を拝見します。
    (『天然生活』2025年10月号掲載)

    よい睡眠を得るための夜の過ごし方

    「疲れをいやすには、睡眠が一番です。よく眠れていないときは、修理が終わっていない車が走るようなもの。どうにか動けるかもしれないけれど危険ですから、眠りをよくする努力は怠りません」と語るのは、美容家の吉川千明さん。

    睡眠アドバイザーを目指し、寝室の温度や湿度管理から、寝具の選び方、夜の過ごし方など、快眠を得るためにさまざまなことを取り入れています。

    吉川千明さんの「夜の時間割」

    18:00 夕ごはんの準備
    19:00 夕ごはん
    20:00 音楽でくつろぐ
    22:00 入浴
    23:00 アロマを焚く、マッサージ、スキンケア
    23:30 お茶を飲む
    24:00 就寝

    18:00八ヶ岳野菜を使って夕ごはんづくり

    夜遅い時間の食事は睡眠の質を低下させるため、寝る3~4時間前に、野菜たっぷりの食事をとるようにしています。

    「消化の負担にならないよう、おかずは蒸し野菜が中心です。地元・八ヶ岳産の野菜は、シンプルな調理で十分においしいんです。脳に栄養を与える炭水化物と、筋肉をつくるタンパク質もきちんと食べていますよ」

    画像: 栄養価の高い旬の野菜をせいろで蒸し、発酵調味料や質のよい塩でいただく

    栄養価の高い旬の野菜をせいろで蒸し、発酵調味料や質のよい塩でいただく

    20:00照明を暗くする

    夜になったらカーテンを閉めて照明を落とし、徐々に体を眠りやすくします。

    「蛍光灯の青白い光は睡眠の質を低下させるので、夜は暖色系の光のほうがいいと思います。わが家は調光できる照明器具を使っているので、切り替えもラクです」

    画像: 間接照明の柔らかい光は、オンからオフへのメリハリをつけやすい

    間接照明の柔らかい光は、オンからオフへのメリハリをつけやすい

    22:00バスタイムは入浴剤でリラックス

    近場にある温泉に行くことも多い吉川さんですが、家で入浴するときには入浴剤を使い、温浴効果を高めます。

    「ヒノキや松の木、モミの木などのアロマを使った入浴剤で疲れを取りながら、香りも楽しんでいます」

    画像: 「ヴェレダ」のモミの香りのバスミルク、体を温め血行促進効果の高いエプソムソルトやバスソルトを常備

    「ヴェレダ」のモミの香りのバスミルク、体を温め血行促進効果の高いエプソムソルトやバスソルトを常備

    22:00アロマを焚く

    アロマディフューザーを使い、精油の香りを部屋に広げます。自分がほっとする香りを用いればいいそうですが、万能なのはラベンダーとのこと。

    「古くなると香りが弱まり、効果も薄れますから、もったいないと思わず、どんどん使いましょう」

    画像: ラベンダーは産地によっても香りが異なる。吉川さんは「シャトー・デュ・ボワ」や「アルジタル」を愛用

    ラベンダーは産地によっても香りが異なる。吉川さんは「シャトー・デュ・ボワ」や「アルジタル」を愛用

    22:30良質な睡眠を得るための準備

    快眠のためには、寝具の素材や寝室の環境も大切です。

    「寝具は肌触りのよいオーガニックコットンを。枕は寝返りが打ちやすい低めタイプにしたら、首や肩の痛みで目覚めることがなくなりました」

    湿度は高すぎても低すぎてもだめで、最適は55%。寝る前に除湿器を寝室に置き、部屋の空気をカラッとさせ、寝やすくしています。

    画像: 毛布は「ナナデェコール」を愛用

    毛布は「ナナデェコール」を愛用

    画像: 「パラマウントベッド」が開発中の、睡眠状態を計測・分析する製品のモニターをしている

    「パラマウントベッド」が開発中の、睡眠状態を計測・分析する製品のモニターをしている

    23:30バレリアンのお茶でくつろぐ

    コーヒー党の吉川さんですが、カフェインは睡眠の質に影響するため、夜はなるべくカフェインレスに。

    「香りにクセがありますが、味わいは穏やかですよ」

    ほかにはバニラの甘い香りも、ストレスを軽減し、眠りを深くします。

    画像: 「プランツェン アポテーケ」も愛飲

    「プランツェン アポテーケ」も愛飲



    〈撮影/柳原久子 取材・文/長谷川未緒〉

    吉川千明(よしかわ・ちあき)
    1959年東京都生まれ。1990年代より日本におけるオーガニックコスメと植物美容の普及に尽力し、スパや女性専用漢方薬局を経営、ナチュラルビューティの第一人者として活躍。今年、山梨県八ヶ岳山麓の清里に生活拠点を移し、森の中で暮らしながら、執筆活動を中心に、更年期以降の美容と健康、八ヶ岳の魅力を発信している。
    https://chiakiyoshikawa.com

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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