• あわただしかった昼間の疲れをいやし、心と体をリセットする夜時間。新しい日を気持ちよく迎えるために、夜はどんな風に過ごしていますか? 今回は、俳優・本上まなみさんの、心と体をいやしてくれる「眠るまでの過ごし方」を拝見します。
    (『天然生活』2025年10月号掲載)

    コロナ禍で見えてきた「ひとり時間」の大切さ

    食事からお茶と家族との時間をゆったり過ごしたあとは、自分のための時間が始まります。

    好きな本を読んでその世界に没頭したり、地図やガイドブックを広げ、旅のプランを妄想したり。本上さんが「ひとり時間」にどっぷりつかる時間です。

    「数年前のコロナ禍は、夫が会社を辞めてフリーランスになった時期と重なり、『これほど一緒にいるのは初めて!』というほど、家族4人でずーっと家にいたんです。夫婦どちらも外仕事が多かったので、ようやく共同生活の訓練ができたような経験でした」

    画像: 動物言語学者・鈴木俊貴著『僕には鳥の言葉がわかる』や探検家・星野道夫著『旅をする木』、海外の童話など、イメージが豊かに広がる愛読書

    動物言語学者・鈴木俊貴著『僕には鳥の言葉がわかる』や探検家・星野道夫著『旅をする木』、海外の童話など、イメージが豊かに広がる愛読書

    長く過ごすうちに、家族それぞれの性格を改めて理解し、「この人が機嫌よく過ごせるポイントはここだ」と発見もありました。そうして一緒にいる時間が長くなればなるほど、「ひとり時間も同じくらい大事」と強く意識するようになったといいます。

    「私も共働きの家で育ったので『ほったらかし』の気楽さを知っていて。子どもにはそういう時間が必要ですよね。家族団らんと同じくらい、ひとり時間も大切に。親がそうしていることが、きっと心地いいと思うんです」

    昨年体調を崩し、仕事を休んでいた時期があった本上さん。そのときに「もう無理をするのはやめよう」「しっかり休み、楽しいことを優先しよう」と強く思うようになったと言います。



    〈撮影/柳原久子 取材・文/田中のり子 ヘアメイク/笹浦洋子 スタイリング/池田奈加子〉

    本上まなみ(ほんじょう・まなみ)
    俳優、エッセイスト。東京生まれ、大阪育ち。結婚・出産後、2013年春より東京から京都に移り住む。夫、娘、息子との4人家族。BS朝日「そこに山があるから」ローテーションレギュラー。著書に『みんな大きくなったよ』(ミシマ社)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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