(『天然生活』2025年11月号掲載)
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
好きなものを適度に持ち毎日ご機嫌な暮らしを
2025年6月に東京のマンションを引き払い、鎌倉に引っ越しをした香菜子さん。
子どもふたりは独立、夫とふたり暮らし(+猫のぼんちゃん)。いまは(2025年11月当時)週3日は鎌倉、それ以外は東京のオフィスを行き来する生活を送っています。
「引っ越しはものの見直しができる一大イベント。数年前にも同じマンション内で引っ越しをしていたので、あえて移る理由はなかったのですが、子どもの巣立ちに合わせ、保険の見直しをしたり終活ノートを記したりして、『いまが人生の棚卸しをするタイミングなのかも?』と感じたんです」

新居は広々としたベランダ付き。「日が落ちて、夕食の支度をする前にここで一服するのが、何よりの楽しみなんです」と香菜子さん

キッチンとカウンターで仕切られたダイニングスペース。ダイニングとリビングはヴィンテージラグの赤色がキーカラーに
それまでも年に一度のフリーマーケット出店で定期的に整理をしてきましたが、引っ越し前の自宅フリマでは大量のものを手放しました。
服や生活道具、それに仕事の資料として買ってきた本も。
「〇〇専用」の道具を減らし、「これで代用できないかな?」と考え、引き算にフォーカスする暮らしに切り替わったといいます。

手持ちの服を減らし、オールインワンタイプの服を愛用するように。「コグザビッグスモーク」のジャンプスーツはどこかエレガントな印象

リネン素材のジャンプスーツは洗濯も楽
「ものの量と心の状態は関係していて、キャパシティを超えるとノイズになると気づきました。でも私の場合は、減らしすぎても面白くない。いまの気分に寄り添う適正な量を手元に残すこと。それがご機嫌でいられる秘訣なのだと感じました」

スライド式で幅を変えられるローボードは、以前の家から引き続き活用
〈撮影/山川修一 取材・文/田中のり子〉
香菜子(かなこ)
女子美術大学工芸科陶芸専攻卒業。在学中にモデルを始める。「おぱんつ君」の作家としても活躍。
インスタグラム@kanako.lotaproduct







