• 庭がなくても、緑のある暮らしは楽しめます。マンションのベランダという限られた空間でも、植物の高さを少し変えることで、景色に奥行きが生まれます。今回は、「みどりの雑貨屋」RIKAさんに、空き缶と丸い木のカッティングボードを使った「小さな花台」のつくり方を教えていただきました。

    手づくりの「花台」で、ベランダの景色が変わる

    欲しい景色を思い浮かべながら手を動かし、でき上がったものを植物のそばで使ってみる。

    そんな小さな手仕事を重ねるうちに、いつもの景色にも少しずつ愛着が生まれていきます。

    今回は、花台づくりを通して、手をかけながら植物のある景色を育てていく楽しみをお伝えします。

    画像: 高さの違う植物や鉢が重なることで、限られたベランダにも、眺める場所ごとに違う表情が生まれます

    高さの違う植物や鉢が重なることで、限られたベランダにも、眺める場所ごとに違う表情が生まれます

    前回は、植物の高さや位置を変えることで、小さなベランダにも奥行きのある景色が生まれることをご紹介しました。

    ▼前回の記事▼
    【マンションの“小さなベランダ”を素敵に見せる「植物の置き方」鉢の高さや位置を変えるだけで心地よい景色に】

    花台だけでなく、レンガや木の板、スツールなども、高低差をつくるアイテムになります。

    植物を置いて、少し離れて眺めてみる。

    「もう少し高い方がきれいかな」
    「この葉が見える位置にしたいな」

    そんなふうに少しずつ動かしてみると、植物の見え方が変わります。

    その中で、「ここにちょうどいい高さの台があったら」と思うことがあります。

    そんなとき、欲しいものが見つからなければ、身近なものを組み合わせて、自分でつくってみるのもおすすめです。

    DIYと聞くと、少し大げさに感じるかもしれませんが、難しく考えなくても大丈夫。

    凝ったものをつくることよりも、「どうすれば、簡単に思い描いた景色に近づけられるかな」と考えてみる。

    そんな気軽な発想で手を動かしてみるのも、ガーデニングの楽しみ方のひとつです。

    身近なものを組み合わせて、花台をつくってみましょう!

    前回の記事では、空き缶と丸いアイアン製のトレーを組み合わせた花台もご紹介しました。

    今回は、そのアイデアを少し変えて、丸い木の板と空き缶4つで花台をつくってみます。

    用意するもの

    画像: カッティングボードも空き缶も、もともとは花台のための材料ではありません。身近なものも、見方を変えるとガーデニングの道具になります

    カッティングボードも空き缶も、もともとは花台のための材料ではありません。身近なものも、見方を変えるとガーデニングの道具になります

    ・丸い木のカッティングボード 1枚
    ・同じ大きさの空き缶 4つ
    ・固定用のネジ
    ・ドライバー

    今回使った丸板は、インテリアショップで見つけた、直径約28cmの木製カッティングボードです。

    つくり方

     丸板に、4つの空き缶を置いてみます。

    画像: まずは固定せずに置いて、全体のバランスを確認。4つの缶の間隔がなるべく均等になる位置を探します

    まずは固定せずに置いて、全体のバランスを確認。4つの缶の間隔がなるべく均等になる位置を探します

    天板の大きさに対して、脚になる缶にある程度の直径があるため、比較的安定させやすい組み合わせです。

    4つの缶は、できるだけ外側に、間隔が偏らないように並べると、花台全体が安定しやすくなります。

     位置が決まったら、ネジで固定。

    缶の位置が決まったら、丸板と空き缶をネジで固定していきます。

    画像: 缶の内側からネジを留めていきます。手を動かすうちに、ただの材料が少しずつ花台の姿になっていきます

    缶の内側からネジを留めていきます。手を動かすうちに、ただの材料が少しずつ花台の姿になっていきます

    難しい工程ではありませんが、少しずつ形になっていく様子を見るのも、手づくりの楽しい時間です。

    多少のゆがみや不ぞろいさは、手づくりならではの表情として楽しめます。

     完成!

    画像: 木の丸い天板に、空き缶の脚。飾りを加えなくても、異なる素材の組み合わせがひとつの表情になります

    木の丸い天板に、空き缶の脚。飾りを加えなくても、異なる素材の組み合わせがひとつの表情になります

    鉢をのせたときに不安定にならないよう、ぐらつきや固定状態はしっかり確認したら完成です。

    今回は、木の色と空き缶の金属の質感をそのまま生かしたくて、あえて色は塗りませんでした。

    もちろん、好きな色にペイントして、自分らしい花台に仕上げても素敵です。

    また、屋外で使うものなので、雨や日差し、湿気などによって、少しずつ表情が変わっていきます。

    できるだけ変化を抑えたい場合は、使用する素材に合った屋外用の保護塗料を使う方法もあります。

    どこまで手を加えるかも、自分がどんな風合いを楽しみたいかで決めてみてください。

    植物を置いて、景色の一部に

    でき上がった花台に、植物をひと鉢のせてみます。

    画像: 低い位置にあったひと鉢が少し持ち上がるだけで、葉の動きや鉢の姿がぐっと目に入りやすくなります

    低い位置にあったひと鉢が少し持ち上がるだけで、葉の動きや鉢の姿がぐっと目に入りやすくなります

    花台は、小さなアイテムのひとつにすぎません。

    けれど、そこに植物を置いて、少し離れて眺めてみると、植物の見え方が変わるだけでなく、周りの景色まで、少し豊かに感じられることがあります。

    そんなとき、「つくってみてよかったな」と思えるかもしれません。

    自分の手でつくる楽しさは、完成したものそのものだけでなく、自分が思い描いていた景色に、少し近づけることにもあるのだと思います。



    <写真・文/RIKA>

    RIKA/「みどりの雑貨屋」コーディネーター
    関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし”をSNSで提案している。
    インスタグラム:@skipkibun_rika
    「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com



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