さわやかで繊細な夏糸で彩るキッチン小物綿や麻の編み糸でつくる小物は、ちょこっと編めて、工夫次第でキッチンまわりが楽しくなります。今回は、鍋つかみやクロスにモチーフを縫い付けます。
(『天然生活』2017年8月号掲載)
(『天然生活』2017年8月号掲載)
モチーフを縫い付けて
かぎ針で編んだバスケット形のモチーフを鍋つかみやクロスに縫い付けました。
バスケットの持ち手がループになり、吊り下げることのできる小物に。しなやかな張りをもつ麻で編んだので、繊細ながらもしっかりとしたループになります。
クロスにはエジングを加えて、華やかに。アレンジ次第で楽しみが広がるアイデアです。
How to knit
A・Bの材料(1枚分)
アンカー リネン #10(麻色・392) 2g
鍋つかみ 1枚(作品は、A=直径13cm、B=直径18cm)
Cの材料
アンカー リネン #10(生成・926) 5g
クロス(41cm×41cm) 1枚
用具
2号レース針、とじ針
モチーフのでき上がり寸法
横約4.5cm×縦4cm
編み方
- モチーフは糸を1mくらい残して、くさり編みで目をつくり、バスケット部分を編む。糸を付けて、持ち手部分をくさり編みと引き抜き編みで編む。編み終わりは糸を50cmくらい残して切る。編み始めに残した糸で底部分を編む。
- Cは、クロスの周囲に印をつけ、こま編みで編みくるみながら、1段編む。
- モチーフを、鍋つかみ、または、クロスに編み終わりに残した糸でまつる
モチーフの編み方図(A~C共通)
C
Cのエジングの編み方図
A・Bの仕上げ
Cの仕上げ
<作品デザイン・制作/村林和子 撮影/公文美和 スタイリング/池水陽子 編み方/柳沢ゆり イラスト/たまスタヂオ>
村林和子(むらばやし・かずこ)
ニットデザイナー。「Kienn」主宰。文化服装学院ニッティング科卒業後、TVや書籍、雑誌を中心に多数の作品を発表。『Kienn knitting collection vol.1』など著書多数。
http://www.kienn.net/
材料提供/田嶋屋トレーディング
☎090-1121-6734
http://www.tajimayatrading.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです