• 「うちのまかないは、もっぱらパスタです」と、まかない担当さん。4つのお店の、とっておきのパスタレシピを教えてもらいました。プロが教える「まかないパスタ」。お家でも試してみませんか? 今回は、東京・合羽橋のカフェ「itonowa」さんの「きのこマリネと水菜のパスタ」。
    (『天然生活』2014年8月号掲載)

    きのこマリネと水菜のパスタ

    きのこマリネにゆでたてパスタとバターを混ぜるだけ

    材料とつくり方(4人分)

    • フライパンに、ごま油(大さじ1)、つぶしたにんにく、しょうがのみじん切り(ともに1片分)を入れて弱火にかける。
    • 香りが出てきたら、食べやすい大きさにほぐしたエリンギ、しめじ、まいたけ(すべて1パック)を加えて強火で炒める
    • 万能しょうゆ※(大さじ2)を加えてさらに炒め、バルサミコ酢(大さじ2)を加えて煮つめるようにして炒める。
    • 火を止めて粗熱を取り、3cm長さに切った水菜を合わせる。
    • 塩(適量)を加えた熱湯でスパゲティ(400g)をゆで、ゆで上がったらボウルに入れて、バター(20g)をあえる。
    • きのこマリネと万能しょうゆ(大さじ1~2)を加えてよく混ぜる。器に盛り、半熟卵をのせる。

    ※万能しょうゆの材料とつくり方(つくりやすい分量)
    しょうゆ、みりん、酒(各100ml)、オイスターソース(大さじ2)、かつお節(10g)、昆布(5cm角)を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら、ざるでこす。

    きのこのマリネは日持ちして便利です

    「itonowa」のまかないは開店前の朝10時ごろ。カフェと雑貨のスタッフを合わせて5~6人でワイワイとテーブルを囲みます。

    「パスタやおそば、オムライスや親子丼、スタッフが焼いたケーキなんかも。お店が始まったら味見をするので、おなかいっぱいにならないようにと思いつつ、つい食べすぎちゃうんですよ」

    そういって照れ笑いを浮かべる渋谷さん。今回は、そんなメニュー豊富なまかないのなかから、よくつくるというパスタを紹介してもらいました。

    「お店で出しているきのこマリネが、たくさん余ったときに登場するメニューです。ゆでたてのパスタを混ぜるだけと超簡単。仕込みで火がふさがっているときにもつくれるのがいいんです」

    この日は、半熟卵をのせた豪華バージョン。野菜たっぷりで、スタッフの女子からも人気とのこと。なるほど、「ついつい食べすぎてしまう」に納得、のおいしさです。

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    <撮影/砂原 文 構成・文/結城 歩>

    画像: おいしがり屋のまかないパスタ「itonowa/きのこマリネと水菜のパスタ」

    まかない担当
    渋谷有美さん

    itonowa(いとのわ)
    (※現在カフェは通常営業しておりません。)東京・合羽橋にあるカフェ。おにぎりのプレートや、カレーが人気。近くに雑貨と洋服を扱う「itonowa life」もある。
    東京都台東区松が谷1-13-10-1F
    http://www.itonowa.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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