なくてもいいけれど、あれば、ぐんと効率も気分も上がる道具いろいろ。ちょっとしたものひとつで、料理は楽しく、スムーズになるのです。今回は、平野由紀子さんに使い勝手抜群のすき間道具たちを教えていただきました。
(『天然生活』2016年12月号掲載)
気づけば10年選手。長年の相棒ばかりです
金網つじの足付き蒸し網
手持ちの鍋にセットするだけで、手軽に蒸し器になります。私が使っているのは小さめのサイズ。じゃがいも1個だけなど、小さいものを蒸すときに便利。ル・クルーゼにセットして使っています
マイクロプレインのチーズグレーダー
面白いくらいにするする削れます
チーズをおろすといったらこれです。ずっと愛用していたら、いつの間にか世界中で人気になった定番。私は柑橘の皮を使う料理が好きなのですが、レモンの皮などをちょっとおろすときにも
栗くり坊主
もうずいぶん昔から同じものを使っています。年に数回しか登場しないのですが、あるとないのとでは大違い。くるっと皮がむけます。栗の皮むきは、これがあるから、おっくうになりません。
通常、栗の皮むきは包丁でもできますし、蒸しものは蒸し器で、チーズはおろし金でもおろすことができます。でも、専用の道具を使うと気持ちがいいのです。「まさに、目から鱗のすき間道具といえますね」と平野さん。
「蒸し網は、蒸気が鍋全体にまわるつくり。チーズおろしもほかのグレーダーを使いたくなくなるほど、使い勝手も優秀です」
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<写真/公文美和 取材・文/吉田佳代>
平野由希子(ひらの・ゆきこ)
料理研究家。フレンチベースのレシピに定評がある。そのほかに愛用している道具は、お茶パック。ハーブ類を入れて煮込みやスープをつくるとき、ハーブが散らないので便利。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです