頭のなかを明確にしたり、備忘録だったり。 使い方・楽しみ方は、自分次第で、いかようにも。 イラストレーターの堀川 波さんに、ダイエットのためのノートを見せていただきました。
(『天然生活』2017年2月号掲載)
(『天然生活』2017年2月号掲載)
大切なのは、妄想目盛りと、応援ツッコミ
やせたい。そんな女心が、刻んだ目盛りひとつずつからうかがえる堀川波さんのダイエットノート。何を食べ、どれほど消費し、はたまたどれくらいさぼったか。くじけそうになると見返し、みずからを鼓舞するのだといいます。
「スマホのアプリなどでも似たようなものはあって、そのほうが手軽。でも、あえてノートにしているのは、目標や妄想、そしてツッコミを書きたいからですかね」
折れ線グラフをつけはじめるときに、ざっと妄想の体重推移を描き込み、その仮想グラフを追いかけるように日々の記録をメモ。理想の目盛りと、ついたり、離れたり。それがあるからこそ、大好きな甘いものも我慢できるというもの。
さて、このノート、現行のもので数冊目。成果が表れると気がゆるみ、ノートもダイエットも、しばしお休み。そして、あるとき、「まずい」と、またノートをつけて……。「ノートを見返すと、同じことの繰り返しなんですよね」と笑う堀川さんなのでした。
<撮影/柳原久子(https://water-fish.co.jp/) 取材・文/鈴木麻子>
堀川 波(ほりかわ・なみ)
大阪芸術大学卒業。おもちゃメーカー開発部勤務を経て、絵本作家・イラストレーターに。布小物の制作やデザインなども手がけ、籐でつくるアクセサリーのワークショップなども開催している。著書は『48歳からの毎日を楽しくするおしゃれ』(エクスナレッジ)、『かわいい背守り刺繍』『リネンで作る、つるし飾り』(ともに誠文堂新光社)など多数。
インスタグラム @horikawa.nami
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです