お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
先日、友達りーちゃんの家でお味噌を作りました。手土産は、その前日に訪れた秩父土産と手作りのバナナカップケーキ。
いい具合に熟したバナナがあったので、家を出る前にシャカシャカ。友達の愛犬、ヴァナちゃんをイメージしたマフィンカップを使って、焼きたてを持っていきました。
カジュアルなカップケーキですが、りーちゃんのスタイリングで高級感アップ! 作家・田宮亜紀さんの器とのバランスが絶妙です。冷めたケーキは再度、トースターなどで温め直してもおいしいですよ。
くるみは包丁で、荒く刻んでからオーブンの予熱時に焼くと風味が増します。
話は変わって、カップケーキとマフィンの違いはなんだろう?と調べてみたところ、「カップケーキにはフロスティングが乗っている」「マフィンの方が生地が重たい」と、様々な説が飛び出します。
私の中では、マフィンを作る時は植物性のオイルか溶かしバター、油分は液体を使用するので、生地を混ぜ合わせる時はフォーク一本でできちゃう!マフィンの方が手軽で作れるイメージがあります。
カップケーキはその名の通り、カップで焼くケーキかな(笑)
バナナカップケーキのつくり方
材料(直径7cmマフィン型 8個分)
● 薄力粉 | 120g |
● きび砂糖 | 80g |
● 卵 | 1個 |
● バター(食塩不使用) | 100g |
● ベーキングパウダー | 小さじ1 |
● バナナ | 1本(皮付きで200gほど) |
● チョコレート(カカオ分70%前後のもの) | 60g |
● くるみ(無塩) | 30g |
下準備
・卵とバターは室温に戻す。
・薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいにかける。
・オーブンは180度に予熱する。
(この時、刻んだくるみをオーブンに入れて軽く焼く。予熱を始めてから約4分)
・チョコレートを1cm未満の大きさに刻む。
(前回のオレンジピールに使ったクーベルチュールを使いました)
つくり方
1 電動ミキサーでバターを練り、クリーム状になってきたら、砂糖を加える。軽くなるまでよく混ぜる。
[はなよりひと言]
マヨネーズ状になるまで混ぜることで卵を加えても分離しにくくなります。
2 溶いた卵を少しずつ加える。その都度、混ぜ合わせる。
[はなよりひと言]
溶き卵は4~5回に分けて、少量ずつ加えていきます。一度に入れてしまうと、生地が分離してしまうので気をつけましょう!
3 バナナをフォークの背でつぶし、木べらに持ち替え、2に加えてざっくり混ぜる。
[はなよりひと言]
洗い物が増えるので、バナナはいつも皮の上でつぶします(笑) 。
4 粉類を一度に加え、木べらで切るように混ぜ、そこにチョコレートと、刻んでローストしたくるみを加えて混ぜる。
[はなよりひと言]
粉が少し残る程度までざっくり混ぜたらOKです。
5 直径7cmのマフィン型に紙のマフィンカップを入れ、そこに生地を流し込む。
6 180度に予熱したオーブンで、16~17分ほど焼く。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。