• 生活研究家の阿部絢子さんのドタバタな日常の失敗談を綴るエッセイの連載です。奇数月22日更新。今回は、終の棲家を持つ決意をした際の顛末を。

    死ぬまで賃貸アパート暮らし、と決めていたのだが、50歳を過ぎ、賃貸か持ち家か、揺らぎ始めた。

    きっかけは、向かいのアパートに住む、猫好きの83歳の年寄り。アパートが取り壊し予定となり、猫ともども、立ち退きに迫られ、心労から彼女は亡くなった。猫が可哀そうで、他人事とは思えなくなった。

    歳を取り終の棲家を持たないのは惨め。棲家購入を決意。3年ほど探し、アパート近く、住み慣れた地域に見つけ、早速、下見、移動する方角(その頃方角を気にしていた)も万全に引っ越した。

    ところが住み始めて、親の死に目に会えず、仕事でトラブルと良くないことが続く。改めて移動方角を調べたところ、間違っていたと判明。

    画像: 終の棲家への移動、方角間違えた|阿部絢子の七転び八起き

    後の祭り! 打つ手はないか? そうだもう一度、屋移りをしよう!と。良き方角に移動。その後終の棲家に戻った。

    手間と経済、損失多い方法だったが、終の棲家への思いを満足させて、効果大であった。


    <文/阿部絢子 イラスト/北村人>

    阿部絢子(あべ・あやこ)
    生活研究家。消費生活アドバイザー。「万人が家事を科学的に効率よくスムーズにこなすには?」を研究、提唱し続ける。『老親の家を片づける ついでにわが家も片づける』『老いのシンプル節約生活』(ともに大和書房)、『ひとり暮らしのシンプル家事』(海竜社)など多数。


    今月号のプレゼントを見る


    お得な定期購読はこちらを

    This article is a sponsored article by
    ''.